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注目映画紹介:「海賊とよばれた男」血気盛んな若者から肝の据わったオヤジまでをV6岡田准一が好演

映画「海賊とよばれた男」のワンシーン (C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社

映画「海賊とよばれた男」のワンシーン (C)2016「海賊とよばれた男」製作委員会 (C)百田尚樹/講談社

 映画「永遠の0(ゼロ)」(2013年)に主演したV6の岡田准一さんと山崎貴監督、さらに原作者の百田尚樹さんが再びタッグを組んだ「海賊とよばれた男」が10日、公開される。主要な燃料が石炭だったころから石油の将来性を予見し、若くして石油販売に乗り出した国岡鐡造の半生を描いている。血気盛んな若者の時代から、「海賊」と呼ばれるほど肝が据わったオヤジになる鐡造を岡田さんが好演している。

 終戦直後の国岡商店。店主の国岡鐡造(岡田さん)が従業員を前に宣言する。「心配するな、一人もクビにはしない」と。その言葉通り鐡造は、国策会社への加入を拒否され、石油の販売ができなくなっても、本業以外の仕事を請け負うなどして、店を再建していく。そんな中で事件が起こる。欧米の石油会社によって国岡商店の石油輸入ルートが断たれてしまう。鐡造はこの危機から脱するため、ある“大ばくち”に打って出る……というストーリー。

 燃料補給船に乗り、関門海峡を疾走する青年時代の鐡造と長谷部(染谷将太さん)ら店員たちの姿は勇ましく、戦後、旧海軍備蓄タンク底の油をさらうエピソードでは、鐡造と東雲(吉岡秀隆さん)ら店員たち相互の愛情と信頼関係がひしひしと伝わってくる。鐡造の数々の英断を見ながら、この男がいなければ、当時はもとより今の日本はどうなっていただろうと思わずにいられない。鐡造のモデルとなった人物が出光興産創業者の出光佐三であることを鑑みれば、感慨もひとしおだ。10日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほかで公開。(りんたいこ/フリーライター)

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