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上白石萌音さんが表紙を飾った「FRaU」8月号
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上白石萌音さんが表紙を飾った「FRaU」8月号

上白石萌音:広島で平和を学ぶ旅 「未来に進んでいることに希望を感じる」 「FRaU」表紙に

 俳優の上白石萌音さんが表紙を飾ったライフスタイル誌「FRaU(フラウ)」(講談社)8月号が6月28日、発売された。上白石さんが表紙を飾るのは3度目。SDGsに特化した同号は、「平和を、つくる。」がテーマ。特集では、上白石さんが世界で初めての被爆地となった広島へと赴き、平和のために戦争を知る、学びの旅をした様子を掲載する。

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 2021~22年に放送されたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」では、戦時下を生き抜く母役を演じた上白石さん。その際にも、劇中で描かれた空襲のあった岡山へと赴き、「本や写真で学ぶだけでなく、実際にその地を訪れ、そこで感じ、心に刻まれることを大切に」役を演じたと語った。

 上白石さんは今回、平和記念公園や原爆ドーム、おりづるタワーを訪れた。「広島というと真っ先にショッキングな歴史が思い浮かびますが、こうして街を見ていると、過去のことばかりでなく、今ここで生活している人たちがいて、未来に進んでいるんだなということに希望を感じます」と語っている。

 誌面には、14歳の時に被爆した93歳の語り部から、上白石さんが実際に伝え聞いた戦争体験も収録。上白石さんは「平和の大切さを若い人や子どもたちに伝えてほしい」という語り部の思いを受け取り、「強い勇気を持って伝えてもらった気持ちを絶対に忘れてはいけないですね。思いを持続させて、今日だけで終わらせないように考え続けていきたいです」と話した。

 上白石さんは、「写真などで切り取られた1枚にもその周囲がある。旅をしてその地を踏むことで、単なる歴史ではなく、今と地続きの過去の話なのだということが、初めて体内に入ってくるような感覚が生まれました。知れてよかったし、まだまだ知らなくてはいけないなと思いますね」と旅を振り返っている。

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