女優の本田翼さんが4月19日、東京都内で行われた「劇場版ラジエーションハウス」(鈴木雅之監督、4月29日公開)の公開直前イベントに出席した。診療放射線技師らの活躍を描いた作品であることから、会場には診療放射線技師を目指す学生約100人が集まった。学生から「壁にぶつかった時はどうやって越えればいいか」という質問に「無理に登ろうとする必要もないし、越えようと思う必要もないんです。自分のために頑張ればいいと思います」とアドバイスを送った。
本田さんは、壁を越えようとしなくても、「いつの間にか壁が低くなっていることもあるし、目の前で立ち止まって少しずつ勉強したり、これで合ってるのかなと(思いながらも)頑張っていたりするうちに、気づいたら壁を越えているということもある。見方を変えると急に越えられていることもある。壁のままのこともあるんですけど」と語った。
さらに「勉強をしていて、思っていたより大変だったり、思っていたのと違うなという部分も出てきているんじゃないかな。これが本当に好きなのかなとか、最初は好きだったけど、好きか分からなくなってきたという方もいらっしゃると思います。もし、みなさんが将来、放射線技師という道を選ばなくても、これまで勉強してきた時間は絶対に自信につながるので大丈夫です」と力強く語り、「頑張ってください。いつか検査してもらいたいです」とエールを送った。
この日は俳優の窪田正孝さん、同作の医療監修を務めた五月女康作さんも登場した。
映画は、窪田さん主演で2019年、2021年に放送された人気ドラマシリーズ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」(フジテレビ系)の劇場版。ドラマは、病院の放射線科「ラジエーションハウス」を舞台に、診療放射線技師らの活躍を描いた。今回は、感染症が蔓延(まんえん)する離島で奮闘する甘春杏(本田さん)と、共に立ち向かう五十嵐唯織(窪田さん)たち「ラジエーションハウス」のメンバーの姿を描く。