女優の本田翼さんが5月16日、東京都内で行われた、2部作の実写映画「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」(曽利文彦監督、5月20日・6月24日公開)の完成披露試写会に出席した。この日の衣装について「現代版ウィンリィを意識しています」と自身が演じたヒロインのウィンリィ・ロックベルをほうふつさせる衣装をアピールするも「……浮いていますよね、むしろ」と苦笑いを見せた。
「鋼の錬金術師」は、荒川弘さんの人気マンガ。錬金術が科学のように発達した世界を舞台に、エドとアルの兄弟が、失った体を取り戻すため「賢者の石」を探す旅に出る……というストーリー。
イベントには主人公エドワード・エルリックを演じた人気グループ「Hey! Say! JUMP」の山田涼介さん、少将オリヴィエ・ミラ・アームストロングを演じた栗山千明さん、本郷奏多さん、渡邊圭祐さんも登場した。
今回のイベントは、それぞれが演じたキャラクターをイメージしたものを身につけることがテーマだった。山田さんは、この日の衣装について、どのあたりがエドワードなのかと聞かれて「僕は……ハンカチーフ」と赤いハンカチをさりげなくアピール。「本田さんが、こんなにガチでウィンリィに寄せてくると思わなかった」と“抗議”した。
それを聞いた本田さんは「逆に私は、皆が思ったより普通だなと思ってビックリしましたよ」と反撃。「エドは、どのへんのエドですか? 赤いマントなどは?」と山田さんを追及すると、山田さんは「赤いマントはこの時期暑いなと思って……。脱がせていただきました」とコメント。さらに本田さんが「ブーツは? エドと言えば編み上げのブーツじゃないですか」と言うと山田さんは「今日はとんがりブーツで」と足のつま先を軽く上げ、はぐらかした。
栗山さんも、舞台設定を意識した衣装で登場して気合たっぷり。「本当に男性陣がね……。あれっ?って」とため息をこぼしていた。
イベントでは「最後の錬成」の約10分の最新映像が初公開されたほか、原作者・荒川弘さんのサプライズのコメントが代読された。