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鈴木京香:美大をあきらめた過去 「モデルの仕事を始めたばかりだったので」

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 女優の鈴木京香さんが10月27日、東京都内で、11月3日に開幕する国際的アートイベント「アートウィーク東京(AWT)」の発表会に出席した。高校時代は美術部に所属し、美大を目指すなら予備校に行くよう勧められたと振り返り、「当時モデルの仕事を始めたばかりだったので予備校には行けず、今はこのお仕事をしています」とほほ笑んだ。

 「絵があまり上手ではなかったんですけれど『学芸員になれたらいいな』とほんのちょっと憧れて、考えていた」という。「でも、美術部の先生に、私のデッサン力があまりにないので『鈴木、お前は美大に入りたいなら相当勉強しろ。予備校に行け!』と言われた」と経緯を明かした。

 鈴木さんは同イベントのセレモニーアンバサダーに選ばれた。一表現者として、アート鑑賞は「リラックスするというより、刺激を受けることのほう多いです」といい、「(アートが)表現のいろんなヒントになってきた気がします」と述べた。

 また、アートは「私にとって最高の趣味です」とにっこり。「ごくごくベーシックな趣味のように思われるかもしれないけれど、それがあって本当に良かったなといつも思う。『いい時間を過ごせたな』とか『新しいものを知れたな』とか、感謝しています」と語った。

 AWTは、東京の現代アートを牽引(けんいん)する美術館やギャラリーなど東京都内の50以上のアートスペースと連携し、国内の現代アートを紹介する。六つのルートを巡回するバス「AWT BUS」の運行、日本の現代アートにまつわるオンライントークイベントなどを行う。11月6日まで。

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