あなたにおすすめ
東京国際映画祭:綾瀬はるか、井上真央、米倉涼子がドレスアップ 芳根京子は振り袖、水原希子、河合優実、菊地凛子も
俳優の市村優汰さんがこのほど、国立代々木競技場第1体育館(東京都渋谷区)で開催された大型ファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward(ガールズアワード) 2024 SPRING/SUMMER」に出演し、取材に応じた。俳優の市村正親さんを父に持ち、幼い頃から俳優の仕事を間近で見てきた市村さんに、実際に俳優デビューしてからの思いを聞いた。
◇父は「お前が1番」と言ってくれる 役に入り込む両親が目標
5月10日に16歳の誕生日を迎えた市村さんは、2021年にミュージカル「オリバー!」で本格的に俳優デビュー。2023年にはテレビドラマにも初出演した。
「前はドラマを見ていると、ストーリーがすーっとスムーズに進んでいくので、簡単そうかなと感じてしまっていたんです。でも、いざ自分がやってみると、同じシーンを何回も撮ったり、段取りを何度も繰り返して、ワンシーンに何時間もかけたりしていて、『こんなにかかるんだ』と驚きました」
出演した作品について両親の反応を聞くと、「ちょっと親バカかもしれないんですけど、お父さんが『お前が1番演技がよかった』って言ってくれて。全然そんなことないと思うし、お世辞だと思ったけど、うれしかったです」とはにかんだ。
将来は「最終的にはお父さん、お母さんのような俳優になりたい」ときっぱり。
「お父さんもお母さんも、家では普通なのに、映像作品とか舞台が始まると、急に人が変わったようになって、かっこいい。すてきだなって思います。今度、舞台に出演するので、お父さんのように役になりきるのはすごく大変だと思うんですけど、その感覚を味わいたい。お父さんから盗めるところがあったらなんでも盗んで、それを自分の演技につなげていきたいです」
◇16歳の目標はバイクの免許取得 「両親を後ろに乗せたい」
16歳はどんな1年にしたいのだろうか。
「バイクの免許を取りたい。乗れるようになったら、本当に気を付けて、いつかお父さん、お母さんを後ろに乗せて、ツーリングしたい」
さらに、スカイダイビングの免許も取りたいといい、「高いところや、けっこうスリルがあることが好き。でも、おどかされることとかおばけとかは無理なんで、ドッキリにかけられたら困ります(笑い)」と話した。
◇普段と違うコーデで歩くランウエーはいい経験
ファッションショーへの出演は今回で3回目。堂々としたウオーキングを披露した。
「(ランウエーに)慣れてきたけど、出る前は急に緊張して脈が速くなりました。でも順番が来るし、行くしかないじゃないですか。『やばい、どうしよう、どうしよう』って思いながらも、出ちゃったらもう全然緊張とかなくなりました」
この日のコーディネートのポイントを聞くと、鮮やかなシャツを指さし「絶対これですよね。この虹色の。差し色というか、差し色すぎるんですけど(笑い)、それがまたいい。飼っているヘビの触り心地に似ていて、体にヘビを付けたみたいな感じです。いつも触ってるものと一緒なので、気持ちいい」と答えた。
「普段はデニムにTシャツとか、オールブラックとか、ストリートなコーデが多いです。今まで3回とも自分が着たことのないようなコーデだったので、いい経験になります。こういう服にも挑戦してみようかな」
ヘビは飼い始めて3カ月ほど。
「名前はレイ。最初にゲージに入れたときに中で冒険をしている感じだったので、冒険心みたいな意味で本当は“レイダー”なんですけど、なんとなくナルシシストっぽいので(笑い)、レイくんって呼んでいます」
<プロフィル>
いちむら・ゆうた 2008年5月10日生まれ、東京都出身。2021年、ミュージカル「オリバー!」で本格デビュー。ドラマ「夫を社会的に抹殺する5つの方法 Season2」(テレビ東京)などに出演。8月には、音楽劇「プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~」で主演を務める。