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小泉今日子:札幌で大人の魅力漂うブラックコーデ 倉本聰36年ぶり新作映画をお披露目

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 俳優の小泉今日子さんが10月13日、札幌市で、脚本家の倉本聰さんが原作と脚本を担当し、俳優の本木雅弘さんが主演を務める映画「海の沈黙」(若松節朗監督、11月22日公開)の記者会見と舞台あいさつに出席した。倉本さんが脚本を手がける映画としては、「海へ~See you~」(1988年、高倉健さん主演)以来、36年ぶり。小泉さんは襟付きの黒っぽいワンピースにブーツを合わせた、大人の魅力を漂わせたブラックコーデだった。

 ワンピースはウエスト部分を絞り、ゴールド調のバックルで留めたようなメリハリのあるデザイン。髪は毛先を外はねにして、キラキラ感のあるイヤリングやリングで華やかさをプラスしていた。

 記者会見で小泉さんは、倉本さんが脚本を手掛けた作品にかつて出演し、別の作品でもオファーがあったが都合がつかず出演がかなわなかった過去を明かし、「いつかリベンジしたいという気持ちがあったので、今回お話をいただいたときにこれで心がスッキリできると思いました。60年、先生が温めてきたテーマ。先生の心に引っかかっていたものを流すタイミングでご一緒できてうれしかったです」と語った。

 また、夜に行われた舞台あいさつでは、主演の本木さんをはじめとした5人が登場すると、客席からは大きな拍手が巻き起こった。小泉さんは、「倉本先生が書かれたテーマにまずひかれて、そして主演が本木さんだと聞いて、これはきっと面白くすてきな映画になるだろうなと思い参加しました」とコメントした。

 最後に、倉本さんが「皆さんがおじいさん、おばあさんになったときに、孫に昔、北海道はこうだったんだという昔話をできるような映画になればいいなと思います」と話しイベントを締めくくった。

 「海の沈黙」は、「前略おふくろ様」「北の国から」「やすらぎの郷」などの名作を手がけてきた倉本さんが、実際に起きた陶器の贋作事件などをモチーフに、長年にわたって構想を練り、「どうしても書いておきたかった」という作品。孤高の画家・津山竜次を本木さんが演じ、小泉さんはかつての竜次の恋人・安奈を演じる。

 この日は、本木さん、菅野恵さん、倉本さん、若松節朗監督も出席した。

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