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やり投げ・北口榛花選手:「名言が残せなかった」 流行語大賞トップテン選出 「名言を残すのは難しいと身にしみたパリオリンピックでした」

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 今年流行した言葉を決める「2024ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が12月2日、東京都内で行われ、「名言が残せなかった」がトップテンに入った、パリ五輪の陸上競技女子やり投げ金メダリスト・北口榛花選手が登場した。北口選手は「テレビでは放送されてない会見場の言葉がノミネートされたことに驚いています」と笑顔で選出を喜んだ。

 北口選手は「小さい頃からスポーツが大好きで、オリンピックをテレビで見ていて、各選手の言葉がはやる、使われるのを強く感じていました。自分自身も名言を残したかったんですけど、単純に疲れていたのと、競技が終わって英語、チェコ語、日本語でインタビューを受けて、何語を話しているうのか分からなくなるというのがありました」と、名言を考える余裕もなかったと当時の状況を明かした。

 続けて「自分の気持ちをストレートに話せたのではないかという気持ちがあって。名言が残せず、悔いが残っています」と明かし、「『名言思いつきましたか?』と言われるんですけど、名言を残すのは難しいと身にしみたパリオリンピックでした」と語った。

 来年の目標を聞かれると、「東京で世界陸上がありますので、会場に足を運んで陸上競技を生で見てほしいです。日本でなかなか競技ができないので、日本のみなさんの前で金メダルをとれるように頑張ります」と意気込んだ。

 同賞は1984年にスタートし、毎年12月上旬に発表。「現代用語の基礎知識」(自由国民社)の収録語を中心に編集部などで候補語を選出。選考委員は、杏林大学教授の金田一秀穂さん、マンガ家でコラムニストの辛酸なめ子さん、お笑い芸人のパトリック・ハーランさん、俳優でエッセイストの室井滋さん、マンガ家のやくみつるさん、「現代用語の基礎知識」編集長の大塚陽子さん。年間大賞には、1月期に放送されたドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系)の愛称「ふてほど」が選出された。

 ◇2024ユーキャン新語・流行語トップテン(カッコ内は受賞者、敬称略)

 裏金問題(上脇博之)▽界隈(毎日新聞デジタル報道グループ)▽初老ジャパン(パリオリンピック総合馬術日本代表チーム)▽新紙幣(深谷市)▽50-50(大谷翔平)▽ふてほど(金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」)▽Bling-Bang-Bang-Born(Creepy Nuts)▽ホワイト案件(受賞者なし)▽名言が残せなかった(北口榛花)▽もうええでしょう(Netflixシリーズ「地面師たち」チーム)

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