あなたにおすすめ
有村架純:土屋太鳳、井川遥、冨永愛、山田涼介がドレスアップ 上野樹里・和田唱夫妻、吉岡里帆、中村アンも 人気俳優が続々 「ティファニー 銀座」OPイベント
15年ぶりの写真集「Midday Reverie(ミッドデイ・リヴァリー)」(宝島社)を発売した上戸彩さん。前作から今作まで15年の間に、結婚や出産を経験し、いまや3児のママとなった。写真集は台湾で撮影されたが、上戸さんにとって久しぶりの海外。それは子供優先の生活があるからだという。「子供の成長は戻ってこないので、どうしても子供優先になってしまうんです」と明かす上戸さんに話を聞いた。
写真集には、上戸さんが幻想的な台湾の夜市を楽しむ姿や、自然の中に佇む美しいカットなどを収録した。なぜロケ地は台湾だったのか。それは物理的な理由も大きかったという。
「家族と離れる不安もあったので『近場がいい』というのはありました。それで国内のいろいろな島も候補に挙がったのですが、『台湾くらいの距離なら行けそうだね』となり。私自身、コロナとかもあって久々の海外。現地に入ったら大きな台風が来ていて、子供たちのこともわったので私としては延泊はできないからと、1日早く帰ることを選択したのですが。でも、撮影に使える時間が1日減った分、私もスタッフもやる気にさらに火が付いたというか。『いまここで撮れるものを』と進んでいったので、その一致団結感はすごく楽しかったです」
そんな台湾での撮影は、上戸さんいわく「いつも通りのスケジュールの中にポンっと入っていた感じ」。準備として「もっと体を引き締めたかった」思いはあったというが、子供優先の生活を送っている上戸さんには、なかなか難しかった様子。それでも「いまは子供の成長を近くで見られている時間が幸せ」と話す。
「嫌でも子供たちが全員小学校に上がったら、自分の時間は少しずつできると思うし、いまは子供の成長を近くで見られている時間が幸せ。この同じ風景は戻ってこないと思うと、自分がいま仕事をしたいという欲よりも、このいまの子供の成長を逃したくないって気持ちの方がどうしても大きくなってしまうんです」
改めて「子供が3人いると、基本的に自分のフリータイムはなくなってしまう」とも感じていて、だからこそ「15年ぶりにこうやって写真集が出せたのは奇跡だなって思いました」とも話す上戸さん。
「やっぱり結婚して、さらに出産となるとお仕事も減っていくものだと思っていたのですが、いまもこうしてお仕事をいただけていることに本当に感謝の気持ちでいっぱいです」
写真集のタイトルの「Midday Reverie(=昼下がりの夢想)」には、上戸さんの現状を踏まえた上での思いも反映されている。
「撮影で台湾で過ごした日々は、子供たちと離れて、パスポートが必要な距離に仕事で行けたことで、家族には本当に感謝していますし、あのときあのタイミングで、家族の後押しもあって実現できてたことは本当に夢のようというか、『昼寝しちゃった』みたいな幸せな時間だったなって。それは、普段の日々が大変でつらいから、ということではなくて、日常は日常でとても幸せなのですが、でもなかなか手に入れられることのできない夢のような時間だったなと思っています」