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俳優の高橋一生さんが主演を務める連続ドラマ「僕らは奇跡でできている」(関西テレビ・フジテレビ系、火曜午後9時)が10月9日からスタートする。動物の行動を研究する“動物行動学”を教え、生き物の不思議に目がない変わり者の大学講師・相河一輝を演じる高橋さんが、ドラマの見どころなどを語った。
高橋さん演じる一輝は、興味のあることなどには集中し、気になることは徹底的に調べるが、時間やルールを守ることができず、不得意なものは先送りで、人の話を聞かなかったり、空気を読むことができず、悪気なく失言もしたりと周囲から変わり者として距離を置かれてきた人物だ。
演じる一輝との共通点について、高橋さんは「僕も没入してしまう方なんです」と明かし、「平気で約束を破ったりします(笑い)。仕事の時間が何時までって分かっているのに、友人との遊びをブッキングして行けなかったり。非難ごうごう。平謝りしています」と語る。
演じる役については、「一輝は、人の言うことを聞いていないようで、だいたい耳に入っているんです。取捨選択が早い。必要なものだけを取り入れている感覚だと思います。人との距離感を常に見ているキャラで、とても繊細だと思います」と分析。「一輝はどこにでもいるような人だけど、考え方がぶれない。(一輝の)中にあるものが無二なんです」と説明し、「僕は一輝のそういう部分に夢中になっていて、共感し合っていると思います。見てくださる皆さんの観点を変える面白さがあると思います」と力を込めた。
「僕らは奇跡でできている」は、ドラマ「僕の生きる道」シリーズや「フリーター、家を買う。」などの橋部敦子さんが脚本を手がけるオリジナル作。変わり者である一輝に、周囲はいらだち、翻弄(ほんろう)され、時には妬むこともあるが、偏見や先入観にとらわれることなく、自分の興味や好奇心に素直に従い、毎日を心豊かに過ごす一輝の姿勢に、周囲の人々も次第に影響を受けていく……という内容。
橋部さんの脚本について、高橋さんは「一輝だけでなく、周りの人物造形に動きがなく自由度が高いです。(今後も)僕自身がどういう動きになるのか、試していきたい部分があります。周りのキャラクターの人たちと、気負わず楽しみながら演じていきたいです」と笑顔を見せていた。