「BS松竹東急」の開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら ～姉と弟と私～」の記者発表会に登場した井上真央さん

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井上真央：苦手意識のあったピアノに挑戦　村上虹郎の腕前に「悔しい」　BS松竹東急の開局記念ドラマできょうだい役に

2022年03月24日　16:16

　女優の井上真央さんが3月24日、東京都内で行われた、26日に開局する衛星放送チャンネル「BS松竹東急」の開局記念特別企画ドラマスペシャル「夜のあぐら ～姉と弟と私～」の記者発表会に、廃油の村上虹郎さんと登場した。劇中でピアノを弾くシーンがある井上さんは、「小学校1年生ぐらいのときに少し通ったけど、まったく上達せずにふてくされてやめたんです」と苦手意識があったことを告白。しかし、「絶対向いてないと思っていたけど、今回教えてくださった先生がすごくほめてくれるんです（笑い）。だからすごく調子に乗って頑張って、最初から最後まで弾くことができました」と笑顔で手応えを明かしていた。

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　村上さんは、井上さんのピアノの腕前について「もともと弾いていらっしゃったのかと思っていて……聞くのもおこがましいと思って、言わないようにしていたので、（ピアノ歴を聞いて）びっくりしたんです。『あ、弾いてなかったんだ』と思って。余裕で弾いている感じに見えていたので、びっくりしました」と絶賛した。

　井上さんは「ありがとうございます。頑張って弾きました」と喜びつつ、「虹郎くんに『なんか弾いてみて』と言ったら、『弾けないですよー』と言いながら、タララランと弾き始めて……かっこよすぎて悔しい、みたいな（笑い）」と複雑な心境ものぞかせ、場の笑いを誘った。

　発表会には尾野真千子さんも出席した。ドラマでは井上さん、尾野さん、村上さんがきょうだいを演じる。

　ドラマは、父親の死に直面した主人公が遺産相続をめぐる騒ぎに巻き込まれる中で、家族という“繋（つな）がり”を再発見し、不器用ながらも前を向いて生きていこうとするヒューマンストーリー。日々を漫然と過ごしていた秋子（井上さん）は、ある日姉の春子（尾野さん）から、ひきこもりの弟・雪雄（村上さん）と共に緊急招集をかけられ、遺産を父の愛人から守るために闘うことを提案される……という内容。原作・原案は芥川賞作家の長嶋有さん。監督は映画「鈴木家の嘘」（2018年）などで知られる野尻克己さんで、野尻さんは脚本も手掛ける。4月9日午後9時に放送。

　発表会では、3月26日午後7時から放送をスタートするBS松竹東急の編成コンセプトなども発表された。「伝統から革新まですべてを見せる映画」「誰もが楽しめて親しみやすい歌舞伎や劇場文化」「多彩な作り手とコラボレーションする挑戦的なオリジナルドラマ」をコンセプトに据え、バラエティーやスポーツ、ドキュメンタリーなどのオリジナル番組もラインアップする予定としている。

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