1週間のイケメン有名人の話題を紹介する「今週のイケメン」。今回(11~17日)は、福山雅治さん、佐藤健さん、妻夫木聡さんが映画で主演するニュースなどが注目された。前後編で取り上げる。
福山さんが、高倉健さん主演で1976年に公開された映画「君よ憤怒の河を渉れ」をジョン・ウー監督が再映画化する香港・中国合作映画「追捕 MANHUNT」に主演することが16日、明らかになった。福山さんは中国の俳優、張涵予(チャン・ハンユー)さんとダブル主演で、高倉さんが演じた検事役(弁護士役に変更する予定)をハンユーさんが演じ、福山さんは原田芳雄さんが演じた警部役を演じる。公開時期などは未定。香港で開催された「香港インターナショナル・フィルム&テレビマーケット(FILMART)」で発表された。
福山さんは「これだけ激しいアクションがある映画に出させていただくということは初めての経験」と喜び、「それがジョン・ウー監督作品であり、しかも日本が舞台となっているということで、心からやりがいを感じております」と意気込んでいる。さらに「この映画が中国、日本、そしてアジア全体で楽しんでいただきながら、さらに、世界に発信できればうれしい」とメッセージを寄せている。映画では、シーンによって、中国語、英語、日本語の3カ国語のせりふが用意される予定。ロケはすべて日本で行われ、今夏、大阪と九州で撮影される。
佐藤さんが、人気作家・朝井リョウさん原作の映画「何者」(三浦大輔監督、10月15日公開)で主演することが11日、明らかになった。就職活動(就活)通して自分が何者かを模索する5人の大学生の姿をリアルに描く作品で、就活のやり方やスタンスに嫌悪感を覚え、徐々に変化していく人間関係を描く。佐藤さんと菅田将暉さん、岡田将生さん、有村架純さん、二階堂ふみさんが大学生を演じ、山田孝之さんが主人公の先輩を演じる。
佐藤さんは「クランクイン前に何日間かキャスト全員が集まってリハーサルをやらせていただきました。にもかかわらず撮影当日もまた鬼のようにリハを繰り返す、舞台げいこのような現場です。三浦監督の下、キャスト一同三浦組の劇団員になったつもりで残りの撮影も全力を尽くしたいと思っております」と語っている。
妻夫木さんが、直木賞候補作となった作家・貫井徳郎さんのミステリー小説を映画化する2017年公開予定の「愚行録」(石川慶監督)で主演することが17日、分かった。妻夫木さんは、犯人が不明のままになっている一家殺人事件の真相に迫る週刊誌の記者を演じる。また、その妹を満島ひかりさんが演じる。
妻夫木さんは「人間は愚かな生き物なのだということに、こんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼につかることに決めました」と決意を示し、「追い込まれて、追い込まれて出た最後の命の一滴を最後まで見つめていただければ幸いです」と語っている。