松たか子：5年ぶり主演映画が2025年2月公開へ　坂元裕二のオリジナルラブストーリーで松村北斗と初共演

　俳優の松たか子さんが、2025年2月7日に公開される映画「1ST KISS　ファーストキス」（塚原あゆ子監督）で主演を務めることが8月12日、明らかになった。映画の単独主演は「ラストレター」（岩井俊二監督、2020年公開）以来、約5年ぶり。同日、ビジュアルとティザー映像が公開された。ビジュアルでは、初共演する人気グループ「SixTONES（ストーンズ）」の松村北斗さんと向かい合って笑顔を見せている。

　数々の名作ドラマを生み出してきた脚本家の坂元裕二さんの、映画「怪物」（是枝裕和監督、2023年）で第76回カンヌ国際映画祭・脚本賞受賞後、初となるオリジナル作品。坂元さんと塚原監督は初タッグとなる。

　松さんは、坂元さんが脚本を担当した連続ドラマ「カルテット」（TBS系、2017年）や「大豆田とわ子と三人の元夫」（カンテレ・フジテレビ系、2021年）で主演を務めた。坂元さん脚本の映画出演は初めて。「坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、（やっぱりこれを言いたいな）という思いに少しだけ気付くことができたような気がします」とコメントしている。

　硯（すずり）カンナは、結婚して15年目、長く倦怠期で不仲だった夫・駈（かける）を事故で亡くす。第2の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルするすべを手に入れ、戻った過去で夫に再会したカンナはもう一度恋に落ちる。そして、15年後、事故死してしまう彼を救わなくては、と思い……というストーリー。松さんがカンナ、松村さんが駈を演じる。撮影は今年4～6月に行われた。

　松さんのコメント全文は下記の通り。

　◇松さんのコメント

　坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、（やっぱりこれを言いたいな）という思いに少しだけ気付くことができたような気がします。パワフルだけど細やかな塚原監督とは初めてのお仕事でした。現場では常に支えて導いていただきました。

　松村北斗さんともはじめましてでしたが、揺れているようで、最後の最後は、場面のなかに「えいっ！」と飛び込むことのできる勇敢な人だなぁと思いました。彼のおかげでカンナとして居ることができました。感謝しています。

　そして、あんな人やこんな人も……。魅力的なキャスト・スタッフと過ごせて、要するにカンナは、私は、とっても幸せ者だったということです。ぜひ、公開を楽しみにお待ちください。