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世界的ファッションデザイナー、ジョン・ガリアーノさんのドキュメンタリー映画「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」(ケビン・マクドナルド監督、9月20日公開)の本編映像とビジュアルが8月23日、公開された。14歳でデビューし、50歳を迎えたモデルのケイト・モスさんのデビュー当時の姿が映し出されている。
映像では、モスさんとガリアーノさんの出会いが語られる。初めてのショーに緊張していたというモスさんは、「(ガリアーノさんに)歩き方を教わったの。“骨盤を立ててふんぞり返れ”って」と回顧。「歩くだけで必死なのに役柄を与えられた」と独特な指示があったことを語る。
ガリアーノさんは、1995年にジバンシィ、1996年にクリスチャン・ディオールと世界的ブランドのデザイナーに次々と抜てきされるも、絶頂期だった2011年2月、差別的暴言を吐く動画が拡散されて有罪となり、すべてを失った。
映画では、ガリアーノさん自身や、事件の被害者、さまざまな人々の証言からガリアーノさんの“真の姿”や事件の背景を浮き彫りにする。