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石田ひかり:2人の娘は成人 16年続けた弁当作りが思い出に YouTubeでは「私の身体を通して伝えることを大事に」

 草笛光子さん主演の映画「アンジーのBARで逢いましょう」(松本動監督、公開中)に出演する俳優の石田ひかりさん。娘2人の子育てや、YouTubeチャンネルで話題になったアルバイト体験について聞いた。(前後編の後編)

 ◇「1人で抱え込まない」を意識した子育て

 石田さんは、現在2人の娘が成人し、手が離れたが、仕事との両立はどうだったのかを振り返ってくれた。

 「1人で抱え込まないことを意識していました。お友達や親、シッターさんなど、たくさんの人に助けてもらいました。ご近所が少ないところや、ご実家が遠いとか、それぞれ事情があるでしょうけれど、なるべくお母さんが1人で抱えこまないでほしいなと思います。旦那さんとも仲悪くなっちゃうでしょうし……。旦那さんの協力というか、自分の子どもなので当たり前にしてほしいですけど、ほかにもいろんな方々との力を借りて助け合っていけたらいいですよね。

 子どもたちが高校生になって、大学受験に関しても、してあげられることなんて本当になくってお弁当を作ったり、夜、駅まで迎えに行ったりするとか本当に手が離れていきました。『子育てが終わりつつあるんだな』って気づいたころから、自分を甘やかせるようになってきました」

 ◇16年続けた弁当作り 最後の日は達成感 「良い思い出ができました」

 子育てをしてきた中で、胸を張れるのは弁当作り。

 「16年間お弁当を作りました。もちろん作れない日もありましたし、さぼっちゃった日もありますが、娘たちが小学校に入ったときに、高校までお弁当を作ることが決定したので、『これだけはやろう』と決めたんです。16年間やり抜いたことは、自分にとってもすごくいい思い出になりましたね。最後の日は、さすがに達成感がありました。彼女たちはほぼ完食をしてくれました。本当に大変でしたけど、彼女たちのおかげで、私の人生にも良い思い出ができました。もう1回作りたいとは全く思いませんけど(笑)」

 石田さんが弁当作りにいそしんでいた頃は“キャラ弁ブーム”の頃。「困りましたよ。キャラ弁っていうのを食べてみたいって言われて……」と振り返る。

 「100円ショップに、ちいかわとかドラえもんとかのチップがあって、ある日それをご飯に散らしたお弁当を作ったんです。そうしたら娘が『そういうことじゃない』って。『ごめんね、ママの限界なの』と謝って、完璧なキャラ弁を目指そうとしなくてもいいやと割り切りました」

 ◇YouTubeで公開したアルバイト体験が話題に 「身をもって知ることが一番勉強になる」

 石田さんは昨年、自身のYouTubeチャンネルで公開したアルバイト体験が話題になった。

 「15歳から芸能界にいるので、アルバイト経験がないんです。娘たちがアルバイトするようになって、『お店に人手が足りないんだ』って言うので、『ママでよければ手伝いに行くけど。お金もいらないし』なんて話していたんです。結構真剣に、近所のコンビニでもアルバイトさせてもらえるか相談もしていたのですが、お店にご迷惑をおかけするかもしれないので、結局思い切って企画としてやってみました。

 動画でも話しましたが、本当に立ち仕事っていうのがとっても大変だっていうことと、グラスが空いてる人に声をかけるタイミングも難しいし、ビールのジョッキがあんなに冷たいっていうことも初めて知りました。やっぱり『百聞は一見にしかず』で体験することが一番だっていうのは改めて思いました」

 俳優としてさまざまな職業の役柄を演じてきたが、「体験したことない職業はまだまだあります。何事も体験、身をもって知ることが一番勉強になりますね」と目を輝かせる。

 「せっかく自分1人のチャンネルですから、やはり私の身体を通してお伝えするということを大事にしなきゃいけないなって思っています」

 <プロフィル>

 いしだ・ひかり 1972年5月25日生まれ、東京都出身。1986年、俳優デビュー。その後、映画「ふたり」、NHK連続テレビ小説「ひらり」、フジテレビ系ドラマ「あすなろ白書」などで主演を務める。ドラマ、映画、舞台、YouTubeなど、活動の場を限定することなく幅広い分野で活躍。2025年は「アンジーのBARで逢いましょう」(松本動監督、公開中)のほか、「リライト」(松居大悟監督、6月13日公開)、「ルノワール」(早川千絵監督、6月20日公開)と出演作の公開を多数控える。

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