歌手の美川憲一さん(78)が、5月12日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。プライベートなどを語った。
昨年6月に歌手生活60年を迎えた。私生活を徹子さんから質問されると「運動はしませんけど、ストレッチぐらいはしますね。足踏みしたり。健康に気を付けていることは食生活。お野菜が好きだから、まずお野菜を食べて。お魚は毎日。ベッドの上に(スタッフが作ってくれた朝食を)持ってきて、食べるんです」と明かした。
また「落ち込むことはない。落ち込んでもしょうがないですものね。前向きに生きて。嫌なことは切り捨てるのよ」と持論を語った。
2歳の時に実母が結核になり、母親の姉夫婦に育てられた。小学校低学年で、義父が亡くなり、借金返済のため必死に働く義母の苦労を目の当たりに。育ての親を楽にしてあげたいと芸能人になった。「私が2人の母親の面倒を見ていかないといけない。背負うものがあって大変でした」と振り返った。
「100歳まで歌えるものなら歌いたいけどね。やっぱりね……」と話すと、黒柳さんは「弱気じゃない。歌って」と促した。美川さんは「歌いたいわよ、そりゃ。頑張って歌います」と宣言し、黒柳さんと「しぶとく生きましょう。頑張りましょう」と誓い合った。