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彼女がキレイな理由:真飛聖さん 元男役トップスターが描く“究極”の理想の男性とは?

 宝塚歌劇団の元男役トップスターで女優の真飛聖(まとぶ・せい)さんが出演する連続ドラマ「トクソウ」(WOWOW)が11日にスタートする。ドラマは、ロッキード事件、リクルート事件など大規模な汚職事件を摘発し、世界にも類がないほど権力が集中する組織といわれている捜査機関「特捜検察」の知られざる実態を描く社会派サスペンス。今作で、男社会の中で紅一点、女性らしいしなやかさで活躍する新聞記者役を演じる真飛さんに、休日の過ごし方やスタイル維持法、男役トップスターならではの理想の男性像を聞いた。

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 真飛さんは、1995年に宝塚歌劇団の初舞台を踏み、2007年から11年4月に退団するまで花組の男役トップスターとして第一線で活躍。その後、女優に転身し、テレビや舞台など活動の場を広げている。そんな真飛さんのお気に入りの休日の過ごし方は「温泉めぐり」だという。

 「1日でも休みがあると、その日にタイミングが合った友だちと急きょ日帰りで出かけたり、1人旅も好きなのでふらっと一人で新幹線に乗って近場に行って帰ってくるみたいな。最近は突然思い立って、日帰りで那須に行ってきました」といい、「朝起きて天気がいいと『あっ、行きたいな』って。計画性のない旅が好きですね。そう思うときは、たぶん心も(旅を)体も欲してるのかなと思う」と笑顔で語る。

 また、趣味に「料理」を挙げ、「作らないイメージがあるらしく、みんな信じてくれないんですが、結構なんでも作れちゃうんです。よく作るのは和食ですが、ケーキだって焼きます」と胸を張る。「母が料理好きだったので、小さなころから自然と覚えていったんです。料理を作ることが気持ちのリセットになるし、料理を作れないときは『ちょっと忙しいな』とか生活を送る上でのバロメーターにもなる」と続ける。

 宝塚時代も仕事をする上で料理にこだわっていたといい、「宝塚は2回公演でも合間に食事がとれないので、公演中は朝食べたら夜まで何も食べない日々なんです。なので、朝は夜までもつ食事の量を考えながら、バランスのよいメニューを毎日作っていました。ご飯とみそ汁と魚や肉、野菜、納豆……と何品目も用意するんですが、具材を変えながらもいつも同じようなメニューを食べるのもこだわりでした」と話す。

 さらに食事は「美容のためにも気をつけている」という真飛さん。「今のマイブームはアサイー。朝食は、必ずアサイーボールを食べるようにしています。少し前まではグリーンスムージーでしたが、お肌のためによいものをとるようにしています」と美容法を明かす。

 一方で、スレンダーボディーの維持法を聞くと「宝塚時代、毎日舞台で運動をしていたので、あまり体を動かしたくない」と笑顔で語る。「すごく食べたあとは、友だちとおしゃべりしながら2時間くらいかけて家まで歩いて帰ったりもします。結局、途中でおなかがすいて何か食べたりして、あんまり意味がないんですけどね。でもお散歩というか、四季を感じるのが好きなので、歩くことを心がけていますね」と独自の方法で体と向き合っているという。

 美しい女性でいる秘訣(ひけつ)を「心が素直でいること」と断言し、気持ちが赴くままに自然体で日々の生活を楽しんでいる様子の真飛さん。インタビュー中も信念とする「うそのない」姿勢で真摯(しんし)に質問に答えつつ、ジョークを交えながら場を和ませて気さくに話す姿が印象的だった。まさに「女性もほれる」元男役トップスターの真飛さんに「理想の男性像」を最後にぶつけると、しばらく考えた末に「どれだけ女性を許せるか、ですね」とぽつり。

 「それが包容力なんですけど。私は男役時代、相手がどれだけきれいに見えるか、魅力的に見えるか、ということを考えて演じてきました。そのため、相手には自由に好きなように演じてほしかったし、そこに男の包容力や守っている感が出ると思ってたので。だから女性がきれいでいられるよう、自由にさせている男性はすてきだと思いますね」と元男役トップスターだからこそ行き着いた答えが返ってきた。

 <プロフィル>

 1976年10月13日生まれ。神奈川県出身。95年に宝塚歌劇団で初舞台を踏み、2007年花組トップスターに就任。11年4月に退団後、12年4月に「37歳で医者になった僕」(フジテレビ系)でドラマデビュー。その後、12年10月からは大人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)にレギュラー出演しているほか、13年にはミュージカル「マイ・フェア・レディ」に主演。5月11日からスタートする連続ドラマ「トクソウ」は、WOWOWプライムで毎週日曜午後10時に放送。全5話。

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