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渋谷ギャルの日:橋本環奈も朝ドラで平成ギャルに 「今、西のギャルがアツい」 「egg」編集長が語る変遷

 4月28日は「渋谷ギャルの日」。2024年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おむすび」で橋本環奈さんが平成ギャルを演じることでが話題になっており、現在放送中の連続ドラマ「95(キュウゴー)」(テレビ東京系、月曜午後11時6分)でもコギャルファッションのキャラクターが登場するなど、平成ギャルが再注目されている。ギャル文化をけん引してきた雑誌「egg」(エイチジェイ)の大熊芹奈編集長は「ギャルの時代再来してうれしいーーーー☆!!!」と喜ぶ。

 記念日は、日付が「し(4)ぶ(2)や(8)」(渋谷)と読む語呂合わせから、渋谷のギャル文化をもっと世の中に広め、その素晴らしさを多くの人に知ってもらうことを目的として、エイチジェイが制定し、日本記念日協会に認定・登録された。今回、あらためて、ギャル文化を振り返る。

 ◇安室奈美恵、浜崎あゆみ、倖田來未… 憧れのタレントがトレンドを作った

 1990年代から2000年代にかけて、東京・渋谷を中心に花開いた若者文化の一つがギャル文化。ファッションビル「渋谷109」(通称マルキュー)のショップに並ぶ、超ミニ丈のスカート、厚底ブーツを身に着け、派手なメークをした10代の女子が急増した。

 大熊編集長によると、「憧れの対象をまねするかのようにファッションも移り変わった」という。

 「1990年代後半、アムロちゃん(安室奈美恵さん)が一世を風靡(ふうび)した時代は、台形ミニに厚底ブーツの“アムラーファッション”。1990年後半~2000年前半にはガングロがはやり、黒肌×露出命で“盛ってなんぼ”の時代になりました。

 2000年代に浜崎あゆみさんがブレイクすると、白ギャル・あゆショート・しっぽなどがトレンドに。その後、倖田來未さんや西野カナさんなどその時々でギャルのアイコンとなるアーティストが生まれ、みんな憧れの対象をまねするかのようにファッションも移り変わっていきました」

 ◇西のギャルがアツい

 「仙台・名古屋・大阪・福岡など各地方都市ギャルが存在します!」と大熊編集長。

 「特に今、西のギャルが超アツくて、大阪・難波、福岡・北九州に多数ギャルが生息しています。eggは年に2回、東京・大阪でスナップ企画をやるのですが、大阪スナップに参加するギャルの数は、毎度東京を上回ります」

 その理由を、「渋谷ではもうなくなってしまったギャル御用達のアパレル店や飲食店が、大阪にはまだ存在しているので、ギャルカルチャーが今でも根強く残っているのかなって。時代は進化し続けるべきだけど、変わらないでいて欲しいものもたくさんあって、大阪はそのバランスがすごく取れていて好きです!」と話す。

 傾向を聞くと、「東京のギャルは『ストリートカジュアル』『お姉さんチック』など比較的キレイにまとめている子が多く、地方都市のギャルは『カラフルPOP』『THE柄!』みたいな盛って盛って盛りまくる子が多い印象です」と違いを説明する。

 また、好むブランドに違いはなく、圧倒的に安く、デザインが豊富、さらに全国どこにいても買えるのが「SHEIN(シーイン)」で、購入するギャルが多いという。

 大阪のギャル代表ともいえるゆうちゃみさん(元egg専属モデル)は、明るいキャラクターでバラエティー番組に引っ張りだこ。朝ドラ「おむすび」は、橋本さんの故郷・福岡が舞台。ますます西のギャルの勢いが増すかもしれない。

 ◇ギャルマインドが日本を明るくする!

 ファッションやメークのトレンドは変われど、大熊編集長は「自分の『可愛い・好き』をブレずに突き通すマインドはどの時代のギャルも共通しているなと感じております!」という。

 「自分が可愛いと思うもの全て詰め込みたいから、ネイルやヘアスタイルだって長いかつ“派手派手”になるし、自分の気持ちに素直だからこそ恋愛経験が豊富な子も多い。いい意味でギャルにはこだわりの強い子が多いし、そういう子が活躍しているなと日々感じています!

 『好きなものは好き!それを極める』それがギャルなので、このマインドが日本全体に伝わったらより明るい未来になるのかなと思います!! ギャルサイコー!」とメッセージを寄せた。

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