フィットネス総合誌「Tarzan」818号の表紙を飾る畠山愛理さん(C)マガジンハウス
元新体操日本代表の畠山愛理さんが9月9日発売のフィットネス総合誌「Tarzan」(マガジンハウス)818号の表紙を飾ることが7日、分かった。同号は「背骨リセット」特集で、畠山さんがバックが大胆に開いたドレスで美しい背中をあらわにした“見返りショット”の表紙ビジュアルも公開された。
6歳から新体操を始め、中学3年で日本代表“フェアリージャパン”入り。2015年世界新体操リボン5で日本にとって40年ぶりとなる銅メダルを獲得し、ロンドン、リオデジャネイロとオリンピックには2度出場。2017年に現役を引退するまで、日本の新体操を牽引(けんいん)してきた畠山さん。
カラダ全体を柔軟に、ダイナミックに動かして表現する新体操の演技のため、背骨の重要性を常に感じていたといい、同号では美しい背骨を見せ、その独自のケア法も明かす。撮影では、美しい背骨と顔を同時に写すため、絶妙な見返り具合の角度を探り当てようとする編集部の難しいオーダーにも、軽やかに、しなやかに何度もポーズを繰り返していたという。
中学生時代から背骨に痛みを抱えていたという畠山さんは「中1の頃に背骨のレントゲンを撮った時、側弯であることが判明。2年後に腰椎(ようつい)分離症・すべり症と診断されてからは、常にけがと付き合いながらの日々でした。なので、練習後に背骨周りをほぐしたり、ストレッチも、左右の苦手な方を重点的に行うなど手を尽くしました」と告白。
「今でも背中にハリを感じたらすぐ、テニスボールを四つ入れた靴下を背骨に沿わせるように当ててほぐします。背骨が曲がったり体形が崩れないのは、そのおかげかも。背骨はあらゆる動きの軸であり、美しい姿勢の基本だと思います。姿勢を美しく保つために、椅子の背もたれは使わず、いつも頭の上から糸で引っ張られているようなイメージで背筋を伸ばしてます」と明かしている。