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2016年に放送されたNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で主人公の親友役を演じ脚光を浴びた女優の阿部純子さんが7日、東京都内で行われた映画「海を駆ける」(深田晃司監督、26日公開)の完成披露舞台あいさつに登場した。阿部さんはゴールドの刺しゅうが入った透け感のあるブルーの花柄ロングワンピースに、ゴールドのサンダルというコーディネート。おでこを出したヘアスタイルで爽やかさを演出していた。
舞台あいさつには、主演のディーン・フジオカさん、共演の太賀さん、鶴田真由さん、深田監督も出席した。会場では深田監督の功績が評価され、フランスの文化通信省の芸術文化勲章の一つである「シュバリエ」を受章したことと、同作がフランス、インドネシア、中国で公開されることが発表された。
映画は「淵に立つ」で第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した深田監督の最新作。バンダ・アチェの海岸で倒れている謎の男が発見され、片言の日本語やインドネシア語を話すその男は、海で発見されたことからインドネシア語で「海」を意味する「ラウ」と名づけられた。NPO法人で災害復興の仕事をしている貴子(鶴田さん)と息子のタカシ(太賀さん)、親戚のサチコ(阿部さん)は、記憶喪失ではないかと診断されたラウをしばらく預かり、身元探しを手伝うことに。ラウの周辺ではさまざまな不可思議な現象が起こり始める……というストーリー。