NHK朝の情報番組「あさイチ」は「クレンジング&保湿の極意」の回に登場した皮膚科医の慶田朋子さん
NHKの朝の情報番組「あさイチ」(総合、月~金曜午前8時15分)の「クレンジング&保湿の極意」(2025年10月放送)の回に出演した皮膚科医で「銀座ケイスキンクリニック院長」の慶田朋子さん。美肌を保つ秘訣(ひけつ)として、クレンジング&保湿の極意などを語った。
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◇ごしごしこするのはNG 正しいクレンジング方は?
紫外線や汗、花粉などで傷つきぼろぼろになった肌を回復させる方法として、鍵になるのは「正しいクレンジングと十分な保湿」だと慶田さんは語る。同日の番組では「どれをどう使うのが正解!?間違えがちなクレンジングの落とし穴」や「ほとんどの人が間違えている! 朝洗顔の決め手は“マジック泡”」「効果的な保湿のテクニックを伝授」などを紹介した。
まずクレンジングでは、クレンジングシートでごしごしこするのは「NG」と警鐘を鳴らす。シートでこすることで赤く炎症を起こしたり、肌のきめに乱れが生じ、傷つくことが分かっている。これは「摩擦による乾燥」が原因で、誤った自己流のクレンジングで肌荒れを起こしているという。炎症を起こした場合、「皮膚は再生力が強い臓器なので、正しいスキンケアを1カ月くらいすればきちんと回復する」と伝える。
番組では正しいオイルクレンジング仕方を紹介。3プッシュくらいの分量のオイルを手に乗せ、塗り残さないように面積が広い左右の頬から小鼻とTゾーン、口元、最後は目元の順でオイルを肌に“のせていく”。
最大のポイントは「こすらない」ことで、肌に優しく広げるのを意識すること。目元は皮膚が薄く頬の3分の1しかないため、できるだけ短時間でオイルをのせ、メイクとなじませてから顔全体を人肌程度のぬるま湯で落とす。力を入れず落とすこのような方法でクレンジングを続けると、肌のきめが徐々に整ってくるという。慶田さんは「1カ月ほど続けるとより理想的なきめが復活してくるのではないか」と説明する。
朝洗顔についてもポイントを解説。洗顔料を開発するメーカーは、「朝こそ洗顔料を使いましょう」と呼びかける。
朝は水やお湯だけで洗うという人も多いというが、寝ている間に出る皮脂から生まれる「過酸化脂質」が肌の炎症など悪影響を及ぼす。皮脂は水に溶けるわけではないので、水洗顔だと残ってしまう。研究によると、皮脂は洗顔料を使うとほぼ落ちるが、使わないと89%残るという。過酸化脂質で肌に炎症が起こると、将来的にはシミやしわにつながる。
洗顔のポイントは「できるだけ細かい泡で洗うこと」。すると細かい泡の間に皮脂が入り込み、落ちるという仕組みだ。さらに使用する洗浄剤も少量で済むので肌の負担が少ない。泡の量は片手にこんもりが目安。顔全体に広げるには十分な量で、優しく押さえる感じでまずはTゾーンから、次に頬、あご、それから全体にこすらず押さえるようにして広げ、ぬるま湯ですすぐだけで皮脂などが落ちるという。
慶田さんは「美容成分を入れるためにもリセットするという洗顔がとても大事です。洗顔を正しく見直すだけでお肌が変わってきます」と話す。
「保湿ケア」については、「風呂上がりは化粧水をすぐつける」「シートマスクは肌の調子がいいときに使用」「優先するなら化粧水より美容液」の三つをポイントに挙げる。
肌タイプ別では、乾燥肌は「化粧水・クリームをそれぞれ2度塗り」、オイリー肌は「化粧水と乳液またはジェル」、混合肌は「化粧水に、皮脂がよく出るTゾーンは乳液、乾燥するUゾーン(両頬)はクリーム」を使うことをオススメする。
慶田さんは「ほとんどの方が混合肌です。Tゾーンはさっぱりめに乳液を、乾燥する目周り、頬、口周りはクリームでしっかり保湿していただいたほうが潤いを実感できるかと」と語る。
◇「皮膚は実は人体最大の臓器」と皮膚科医にやりがい
番組の出演を終えて慶田さんは、「楽しい現場でした。事前の取材もきちんとしてくださって、私の監修で台本を作っていただいてますから、短い時間でしたが伝えたいことは伝えられたかなとは思います」と内容に自信をのぞかせる。
慶田さんの親族は「医療関係者ばかり」といい、その中で皮膚科医を目指したのは、「親族の中にいなかった」という理由もあったという。「負けん気が強いので、親族にいろいろ言われたくないというのはありました(笑)。また、皮膚科は専門性が強く、皮膚病の種類も膨大なので、皮膚のことって、他科の先生たちは意外とわからないことが多くて結構相談されるんです。それから、もともとアトピー性皮膚炎だったので興味がありました」と語る。
皮膚科医になり、「皮膚は実は人体最大の臓器でして、表面積は一番広く、重量も一番重いといえます。そして表に症状が現れる。また、皮膚の症状で内臓の病変を知ることもできます。『デルマトローム』って言うんですけれども。例えば肝硬変の時に肌が黄色くなるとか、クモ状血管腫が出るとか。なんてかっこいいんだろう、診断学の極致だなと思ったんです」と実感している。
そして「今は皮膚科専門医の知識と経験を生かして、美容医療に情熱をかけて取り組んでいる」といい、皮膚科医として「啓発しなければいけないことは、光老化の恐ろしさ、スキンケアの大切さ、それから安全な美容医療を広めること。情報発信させていただけるという意味で、メディアに出る機会があるのはありがたいなと思っています」と話す。
◇意識して睡眠をきちんと取ること
番組内で伝えきれなかったこととして、「60代ですが泡洗顔しなきゃいけないですか?」という質問に対して付け加える。
「洗顔の目的の一つが、皮膚のターンオーバーを整えるということがあるんですね。シャワー浴よりも、入浴して皮膚の角層を柔らかくするとターンオーバーも整いますし、洗う時、ほんの少し角層が刺激されるわけなんですけど、それをきっかけに生まれ変わりのスピードが整うんですね。洗顔は汚れを落とすことだけでなく、実は皮膚の再生を促すことにもなることをお伝えしたいです」
また、普段から提唱している「スキンケアの下支えになる五つの生活習慣」を伝える。
「それは食事、睡眠、排泄、運動習慣、ストレスコントロール、この五つです。五つの柱のうちの2本以上がガタつくと肌の調子も悪くなります。3、4本ガタつくと病気になります。若い時は体力があるのでなんとかなっても 30代半ばぐらいから病気の陰が見え始め、50代ぐらいになるとさらに……。人間の体の基本設計は40年でできてるんです。だから、40歳前後は戦略的に生活を整えないとなりません」と語る。
続けて「まずは、基本中の基本ですが寝ることが大切。スキンケアも大事だけどシンプルで良い。美容目的のスキンケアを10工程やるんだったら30分早く寝た方がいい。寝るだけで若い世代は肌がピカピカになります。家族を支える40、50代くらいの日本人女性は世界的にも睡眠時間が短いので、意識してきちんと睡眠を取っていただくことが、とても大事です。そして、高い美容液を塗る以上に効果的なのが、バランスの良い食事です。食べたもので肌を含め人体は再生されますから」と念を押した。
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