石原さとみさんがMCを務める「あしたが変わるトリセツショー」4月23日放送「ネコのトリセツ」の場面カット(C)NHK
俳優の石原さとみさんがMCを務める、NHKの生活科学情報エンターテインメント番組「あしたが変わるトリセツショー」(総合、木曜午後7時半)の4月23日の放送回では「ネコのトリセツ 科学とヒトと劇場で…」と題して放送する(NHK ONEで同時・見逃し配信)。番組にとって初めて動物をメインテーマとした、“ネコのトリセツ”となる今回について、プロデューサーの丸山優二さん(以下、丸山P)、メインディレクターを担当した三浦博樹さん(今、三浦D)、サブディレクターを担当した越智咲穂さん(以下、越智D)に聞いた。
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同日の放送では、日本で空前のブームが続いている「ネコ」を、最新の科学研究、行動分析、社会的視点まで総動員して徹底解剖する。ネコとの信頼関係を深める技や、人の気持ちを伝える技を紹介するほか、「ネコといると、なぜ幸せになれるのか?」を科学的に検証。“野良ネコ問題”についても取材し、地域での取り組み、課題を現場で活動する人たちのドキュメントで紹介する。さらに、理屈抜きで可愛い、楽しい、面白い映像でネコの魅力を届ける。
「健康・美容」や「食」に関わる話題が多いトリセツショーの中で、今回異質なテーマともいえる“ネコのトリセツ”を扱ったいきさつについて、三浦Dは「以前、ネコに関わる番組を制作した経験があり、ネコにはヒトの心を動かしたり、笑顔にさせたりする力があると思っていました。この番組は、視聴者の“あしたを変える”ことをコンセプトとしているので、ネコにも見てくれた方の気持ちや行動を変えるポテンシャルがあると思い、テーマとして選びました。担当したディレクター2人(三浦Dと越智D)ともネコ好きで、前々からネコをテーマにしたトリセツを制作したいという話もしていました」と熱く語る。
越智Dも「もともと動物が好きで、ネコの飼育経験がありました。三浦ディレクターから『ネコのトリセツをやりたい』と提案をもらったとき、ネコという題材にトリセツショーならではの“視聴者の皆さんのあしたを変える”ことや“科学的な実験・検証”という要素が加われば、他にはないおもしろい番組になるのではないかと感じ、ぜひやりたいと思いました」という。
それを聞いて丸山Pは、「企画の提案が出てきた時、プロデューサーとしては『うーん、どうしようか……?』と少し悩みましたが、2人のディレクターの熱意に圧倒され、『これなら良い番組が作れるはず!』と心を決めました」と明かす。
昨年11月頃から企画の立案が始まり、ロケは年が明けて1月頃にスタートした。まずメインディレクター(三浦D)が取材を担当し、さまざまな科学論文を読んだり、専門家の話を聞いたりしながら内容を検討。ロケの少し前にサブディレクターが参加するという基本的に他のテーマと同じ体制で制作した。
内容について、三浦Dは「ネコ好きと一口に言っても、実際にネコを飼っている方から、ネコの動画を見るのが好きな方、ネコ関連の研究にも興味がある方など、幅広い層があると思うのですが、どの方にも興味を持って見ていただけるように内容を検討しました。ネコ好きでも、あまりネコに興味が無くても、何か一つネコについて『そうだったんだ!』と発見がある番組を心がけたので、最後まで楽しんでいただけると幸いです」と話す。
越智Dも「番組の公式サイトのアンケートにお答えくださった方の中から、『飼っているネコにもっと甘えてもらいたい』と答えてくださった松村さんと、その飼い猫ラテくんに密着させてもらいました。ラテくんのネコらしい『ツレない』態度に『あるある!』と可愛らしく思っていただいたり、そんな松村さんとラテくんの変化を一緒に楽しく見守るような気持ちになっていただけたりしたらうれしいです」とコメント。
現場で、三浦Dは「ネコとアイコンタクトをとる実験があるのですが、言語でのコミュニケーションはできない他の動物と対話をするような感覚があり、とても新鮮で純粋に感動しました。また、おそらく世界で誰もやったことのない検証を行ったのですが、どんな結果が出るか、私自身もワクワクしながら現場を指揮しました。研究者の方も驚くような予想外の結果が出たので、ぜひ楽しみにご覧ください」と語る。
越智Dは「ネコにまばたきを返してもらう実験は、撮影の前に私たちディレクター2人で何度も実験をくりかえし、成功率が高い方法を見つけられるようにいろいろと試しました。最初は私自身もネコが本当にまばたきを返してくれているのか半信半疑だったのですが、番組中でお伝えするトリセツ技だと、かなりの確率で返してくれると自信を持ってお伝えできるほどになりました。ぜひ皆さんにも試してみていただきたいです!」と呼びかける。
今回の見どころについて、三浦Dは「なんと言っても豊富な実験・検証です。もともと、独自の実験や検証を大切にしている番組ですが、今回は特に力を入れた回になっていると思います。科学番組を担当する部署として、単に可愛いだけではないネコの魅力や、実験・論文をベースにした情報などをたくさん盛り込んでいます。私自身、もともとネコは魅力的な動物だと思っていたのですが、今回の番組制作を通して、ネコのことがもっと好きになりました。視聴者の方にも、一歩進んだネコの魅力に気づいてもらえたらうれしいです」とメッセージを送る。
越智Dは「ネコを好きな方、嫌いな方、自分の飼っているネコにだけ興味がある方(私もそうでした)など、いろいろな方がいると思います。ネコに関するおもしろい研究や、ネコと人の関係の歴史など、ネコ好きでない方にも興味を持ってもらえる内容を心がけて制作しました。きっと『あしたからネコの見え方が少し変わる』トリセツになっていると思うので、ぜひ皆さんに見ていただきたいです」とアピールする。
丸山Pは「ネコはとても楽しいテーマですが、命の重みを感じる深いテーマでもあります。ネコを愛するゲストの皆さんのスタジオトークと、心に響く石原さとみさんの“ひとり語り”にも、ぜひご注目ください」と呼びかけた。
「トリセツショー」について、丸山Pは「科学に基づく確かな情報を集めた『トリセツ』を作ることで、視聴者の皆さまの『あした』をより良く『変える』こと。それを『ショー』として楽しくお届けすることが目標です。こちらが情報を“伝える”だけで満足せず、多くの皆さまに本当に役立ていただくための“伝わる”情報発信を目指して、石原さんとスタッフが一丸となって取り組んでいます」と紹介。
今後については、「『ネコ』の後は『おから』『お風呂』『カビ』のトリセツが続く予定です。なんともバラエティーに富んだラインナップですが、これも『トリセツショー』の特徴。身体と心の健康、食や美容・家事にいたるまで、さまざまなジャンルのテーマについて実験・調査を行い、トリセツとしてお届けすることで、皆さんの『健やかな暮らし』を支えるお手伝いができればと思っています。ぜひご期待ください!」とアピールした。
三浦博樹D:NHK第2制作センター(科学)ディレクター。2020年、NHK入局。「さわやか自然百景」「NHKスペシャル 氷その神秘の世界 ~映像詩 天塩川~」「あしたが変わるトリセツショー」など、自然科学番組を中心に制作。今回、メインディレクターを担当。
越智咲穂D:NHK第2制作センター(科学)ディレクター。2020年、NHK入局。「歴史探偵 島津 強さのルーツに迫る」「サイエンスZERO ノーベル生理学・医学賞 Tレグ 免疫学の常識を覆した大発見」「あしたが変わるトリセツショー」などを制作。今回、サブディレクターを担当。
丸山優二P:NHK第2制作センター(科学)チーフ・プロデューサー。2003年、NHK入局。主な担当番組は、「NHKスペシャル 人体」「ためしてガッテン」「ダーウィンが来た!」など。
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