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女優の芳根京子さんが2月28日、東京都内で行われた映画「ファーストラヴ」(堤幸彦監督)の大ヒット御礼舞台あいさつに主演の北川景子さん、堤監督と出席。芳根さんはこの日が24歳の誕生日で、終盤には北川さんから芳根さんへ花束が手渡されるサプライズ演出があった。北川さんから「お誕生日おめでとうございます。この作品で、改めて芳根京子さんという女優さんとご一緒できてうれしかったです」と祝福されると、芳根さんは「うれしい……ありがとうございます」と涙を流して感激していた。
花束を贈った北川さんは、芳根さんについて「初めて出会ったのはまだ(芳根さんが)デビュー2年目とかで、右も左も分からないという感じだったのに、会わない間に朝ドラとかたくさんの大変なお仕事を乗り越えられて、本当に立派な女優さんになって……。私はお芝居のことだったり、たくさんいろんなことを学ばせてもらっているなと思いました」と思い出を振り返りつつコメント。途中、北川さんが思わずもらい泣きする場面もあり、「こんなはずじゃなかった、どうしよう。泣いちゃった」と照れ笑いを浮かべていた。
祝福された芳根さんは、涙で声を詰まらせながら「今日で24歳になりました。すごく幸せな誕生日だなと思って……」と感動。「こういうご時世で、人ともなかなか会えないでいたところ、今日、舞台あいさつが入ったと聞いてすごくうれしくて『それだけですてきな24歳の始まりだな』と思っていたけど、まさかこのように北川さんからうれしいお言葉をいただけるなんて……」と感極まった表情で語った。
また「北川さんからの愛を感じる言葉」を聞かれた芳根さんは、「北川さんも私も今連ドラの撮影に入っているんですけど、スケジュールが大変な中、北川さんから『きょんちゃん(芳根さんの愛称)が頑張っていると思ったら頑張れる』と……。すごくうれしいと思って。好きな人と一緒に頑張るのって幸せだな、と日々感じています」と笑顔。北川さんも「(仕事と)家庭との両立とかに心が折れそうなときに、ちょうどよく連絡をくれて『私も頑張っています』と言われると、『こんな可愛いきょんちゃんが頑張っているんだから、私も頑張ろう』と。勇気をもらっています」と照れつつ語り、「年齢の差とかありますけど、本当に心の友というか。いいご縁のあった作品でした」と共演を喜んだ。 映画は「第159回直木賞」を受賞した島本理生さんの同名小説(文藝春秋)が原作。聖山環菜(芳根さん)が起こした事件を取材する公認心理師の真壁由紀(北川さん)は、夫・真壁我聞(窪塚洋介さん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんの・かしょう、中村倫也さん)とともに環菜の動機を探っていく。二転三転する供述によって真実がゆがめられる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始める。そして自分の過去を知る迦葉と、環菜の過去をきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずのある記憶と向き合うことになる……というストーリー。