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取材に応じたお笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さん
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取材に応じたお笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さん

ずん・飯尾和樹:結婚するなら「取り皿を変えない人」? 面倒な時は包丁を使わない 料理や家事分担の悩みに答える

 お笑いコンビ「ずん」の飯尾和樹さんが、2月21日に初のレシピ本「ノンストップ! 『ワリカツ!』 Fan Book ずん・飯尾の開き直りごはん」(扶桑社)を発売する。両親が共働きだったため小学2年で料理を始め、18歳から一人暮らし。結婚後は料理だけなら、飯尾さんが7、妻が3の割合で分担しているという。料理好きな飯尾さんに、面倒な時におすすめの料理や、残った食材の使い方、夫婦の家事分担について聞いた。

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 ◇面倒な時は包丁を使わない料理 余った食材はみそ汁に

 ――気分が進まないが健康や節約のために自炊したいときにおすすめの方法は。

 「面倒だと感じた時におすすめなのは、包丁とまな板を使わない料理。マイタケは手でさけるし、シメジも手で切っちゃえばいい。モヤシやプチトマト、ソーセージはそのまま入れられるし、肉なら細切れ肉を買えばいいんですよ。

 例えば、カップうどんにキノコを入れるだけでも、いいダシが出て『キノコうどん』に。炊飯器にキノコと塩を少し入れるだけで『キノコご飯』になっておいしいですよ。1回成功すると、『これぐらいの手間で、おいしいのができるんだ』と、次は包丁をにぎり、『ナスを入れてみよう』となるかもしれないですしね」

 ――食材を余らせて、捨ててしまうことも。冷蔵庫に残った物はどうすれば。

 「野菜だったら軽く炒めて、野菜ジュースで煮込むとおいしいですよ。野菜ジュースにはセロリやニンジンがたくさん入っているので。好みで塩を入れると野菜スープみたいなのが出来上がります。

 みそ汁はどんな野菜でも受け入れてくれる度量の大きさがありますね。関根勤さんみたいな感じで。関根さんはどんな芸人でも受け入れてくれる駆け込み寺って言われてるんですから。みそ汁も余った食材の駆け込み寺です」

 ――料理も含めて、家庭での家事をどのように分担していますか。

 「僕は料理好きで、ストレス発散にもなるので、家では7:3で僕がやっています。掃除や洗濯は、1:9ぐらいで妻がやってくれていますね。共働きなので、できる人がやる。ただ、どちらも疲れていると、洗濯物がどんどんたまって『どっちがやるんだ』みたいな駆け引きが始まることもあります」

◇うまく家事分担するには夫を「褒める」 取り皿を変えない人は家事をする?

 ――共働き夫婦でも、女性の負担になりがちな家事労働。うまく分担する方法は。

 「僕の実家では、高校を卒業すると男は家を出るというルールがあり、高校3年の秋におやじから突然、住宅情報誌を渡されました。一人暮らしをして気づいたのは、買い物に行かないと冷蔵庫の中には何もない、洗濯しないと着る物がない、洗濯物をたたまずに放っておくとシワシワになる。これ全部おふくろがやってくれていたんですよ。

 旦那さんが家事をしないなら、1カ月ぐらい家を出るか、何も家事をしないと、奥さんのありがたさが一番わかるんですけどね。それでは家の中が汚くなって、逆にストレスがたまるというなら、旦那さんを褒めるというのはどうですか? 結局、男はおだてに弱いですよ。

 ある東大生にインタビューした時、どうして勉強が好きになったのか聞くと、60点をとった時に『半分以上もわかるのか、すごいな』と言われたそう。そこから『じゃあ70、80点とったら……』となったそうですよ。『ありがとう』『助かったわ』『すごい』と言えば、『え? 俺ってすごいのか?』となり、ノリやすいタイプなら進んで家事をするようになるかもしれませんね」

 ――結婚前に家事をする人なのか、見分ける方法は。

 「部屋がきれいな人は、少なくとも掃除はしますよね。あと、ご実家のお父さんの動きを見てみるといいのでは。ある意味で“伝統”のような部分もあるじゃないですか。たとえば食事に行って飲み物をこぼした時の拭き方とか。

 手際がよくて『あ、おしぼりの面も変えて拭いた』となれば、家事をやっていそうですよね。外食中なら、取り皿をあまり変えない人は、洗い物の大変さを知っている人ですよね。お店では食器洗浄機を使っているかもしれないけど、中華料理とかに行った時に、油のお皿の上に、お皿を重ねちゃう人は、あまり家事をしていない人かもしれませんね(笑い)」

 ――家事が苦手な人や料理初心者に、今回の書籍でおすすめのレシピは。

 「『すべて食品会社の力』はどうでしょう。市販の棒ラーメンにカレー粉を入れたカレーラーメンです。最初はプロに力を借りましょう。大学イモならぬ『短期大学イモ』は、サツマイモを切って、水に浸し、蜂蜜と炒めるだけ。火の通り具合が不安だったら電子レンジに入れるといいですしね。

 僕は小学2年で初めて料理をしました。サンドイッチに挟むゆで卵を、冷やす時間が短くて殻がうまくむけなかったり、カレーを作るときに集中力を切らしてタマネギを焦がしたり。失敗してもそのまま続行です。料理は失敗しても、味は大して変わりませんよ。結局、空腹なら、おいしいでしょう?」

 今回のレシピ本は、情報番組「ノンストップ!」(フジテレビ系、月~金曜午前9時50分)の企画として、食材や時間が限られたなかで生まれたレシピが収録されている。A5判、80ページ。価格は1760円。

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