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「独断と偏見」を発売する二宮和也さん 撮影/Sai
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「独断と偏見」を発売する二宮和也さん 撮影/Sai

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二宮和也:独立後は仕事の向き合い方に変化 オファー全てに目を通すように 「断るのも仕事の一つと初めて知った」

 二宮和也さんがこのほど、東京都内で6月17日に発売される自身初の新書「独断と偏見」(集英社)について取材に応じた。2023年秋に独立し、個人事務所を立ち上げた二宮さんは、俳優業にバラエティー、YouTubeに本の出版などマルチに活躍。ここ数年で感じたという仕事への向き合い方の変化を語った。

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 二宮さんは独立後、一時はマネジャーもつけず、仕事のやり取りを全て自身でこなしていたという。マネジャーなどスタッフが加わった現在も、仕事のオファーは全て自分で目を通しているといい、「より責任を持つようになったと言いますか、本にも書かれているんですけど、全ての依頼された仕事を自分が見るので、断るのも仕事の一つなんだと初めて知りました」と笑う。

 「事務所に所属しているときは、『二宮にいちばん合うものはなんだろう』とプロの方たちに考えてもらって、自分のところにきたものを読み込んで、理解して、表現するっていうのが仕事の仕方だったんです。お受けするものもお断りするものも、全て平等に時間を費やして向き合うっていうのが、仕事に対して変わったところだと思います」

 スケジュール上、どうしても断わらざるを得ない仕事に対しても、「『スケジュールがないのでごめんなさい』と言う前に、一読させていただいています」と明かす。

 「この人が似合いそうだな、合う人が他にいるんじゃないか、自分がやるとしてどうすればもっと豊かになるだろう、立体的にできるだろうということを平等に考えて、それを伝えたうえでお断りするというのは、むずがゆい部分をやってもらっていたんだなと改めて感じました」

 サポートしてくれる人も多かったようで、「僕は共演者運とスタッフ運がすごく良い人間。それがずっと続いているな、良い人たちにケアしてもらいながら展開できているなと感じます」と周囲への感謝を口にしていた。

 「独断と偏見」は、40代になった二宮さんが、これまで考えてきたこと、いま考えていることを凝縮した1冊。10個の四字熟語をテーマに、計100個の問と向き合った。新書判、192ページ。価格は1100円。

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