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平野歩夢選手:「スノボもスケボーも、それ以外もやりたい」 北京五輪金メダリストが「情熱大陸」で思い明かす

 プロスノーボーダーでスケートボーダーの平野歩夢選手が、3月20日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に出演する。東京五輪と北京五輪で夏冬五輪出場を果たした平野選手は、競技への思いなどを明かす。

 平野選手は1998年、新潟県村上市生まれ。3人兄弟の次男。4歳でスノーボードとスケートボードを始め、2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪で二大会連続の銀メダルを獲得。2021年、東京五輪にスケートボード代表として日本人男子史上2人目の夏冬五輪出場を果たす。 2022年2月、北京冬季五輪スノーボード男子ハーフパイプで、日本人初の金メダルを獲得。 武器は世界最高難度の縦3回転を含む技、トリプルコーク1440。

 金メダルを獲得した今年2月の北京五輪では、“人類史上最高難度”と呼ばれるルーティンをいとも簡単に披露する姿が注目された。一方で、このわずか半年前には、スケートボードの日本代表として東京五輪に出場していた。2021年7月放送の「情熱大陸」では「正解の無いものとか、人のやっていないことに興味がある」と二刀流挑戦の真意を語っていた。

 今回は栄冠を手にしてから1カ月。平野選手は、故郷の新潟を離れ東京で、自分の挑戦を支えてくれたスポンサーへのあいさつ回り、そして有名雑誌の表紙を飾るための撮影など、金メダリストとしての活動を行う。努力でつかみ取った金メダルを「なんだか照れくさいです」と言いながら、一人一人笑顔で記念撮影に応じる姿も映し出される。

 今後の道のりについて聞かれると表情は一変。「誰かと同じことをやろうと思ってもいないし、自分にとって楽なことも選ぼうと思っていない。だから難しい」と語る。多くのメディアで取りざたされる「次は2年後、夏のパリ五輪なのか?」「それとも4年後、冬の五輪なのか?」などという二者択一では、決して語り切れない思いをにじませる。「欲張りだから、スノーボードもやりたいし。スケートボードもやりたいし。それ以外もやりたいし」と明かす。

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