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日テレ郡司恭子アナ:「会社員として新しい筋肉ついた」 アパレル事業を手がけ充実の表情 先輩・藤井貴彦アナの言葉が励みに

 日本テレビのアナウンサーの声から生まれた新しいアパレルブランド「Audire(アウディーレ)」の発表会が9月22日、東京都内であり、同局の郡司(ぐんじ)恭子アナウンサーがプレゼンテーションを行った。「これは、アナウンサーの新たな挑戦です」とし、「私は、社会人になって、アナウンサーしかやったことがなかったんです。お金の管理、事業計画の作成、連絡表を作ったり、社内調整をしたりすることが大変でした。アナウンサー10年目にして、自分のなかにはなかった筋肉が育った。会社員としての新しい筋肉を身につけた気がする」と充実の表情を見せた。

 「Audire」はラテン語で「聴く」の意。同局アナウンス部のメンバーが新しく「声」を届ける方法としてアパレル事業を選択したという。数々のファッションブランドを運営するCEORYとパートナーシップを組み、アナウンサーがコンセプト、ネーミング、デザインのディレクションまで行った。ブラウス、スカート、ワンピースなどを発売する予定。

 郡司アナは約1年かけてこの日を迎えたといい、「長いようで短かい期間でした」とコメント。「つくる過程にアナウンサー自身がかかわるのは、アナウンサー職のなかではなかった働き方」だといい、「本当にたくさんの壁にぶち当たってきた。事業に対する壁というよりは、特殊性の高いアナウンサーという仕事、その特殊性ゆえに守ってもらっていた壁。その壁に何回もぶち当たった」と振り返った。

 続けて「くじけそうになったとき、アナウンス部の先輩・後輩が励ましてくれた。とくに先輩の藤井貴彦アナウンサーからもらった言葉が本当に励みになりました。壁は情熱だけでしか壊せないんだ、と。情熱をもって壁を壊そう、壁を登ろうとすれば、いつかその壁は糧になるよ、と言ってもらった。その言葉に背中を押してもらった」と感謝した。

 同ブランドを着てほしい女性像を聞かれると「女性と一言にいっても、家庭を支える女性かもしれないし、仕事を頑張る女性かもしれない。学生として学びを大切にしている女性かもしれない」と想像し、「この洋服を手にとってみたいと思った方と、私たち日本テレビのアナウンサーがお互いの声を届けてあって、豊かな情報発信をしたい。『Audire』に袖を通したときに“ひとさじの自信”をまとっていただけたら」と話した。

 また、今後は「いつかチャリティーラインを作れたらと思っています。どなたかとコラボレーションすることもやってみたい挑戦です」と思いをめぐらせた。

 発表会には、モデルの有末麻祐子さん、同局の徳島えりかアナ、LIFE CREATEの前川彩香代表取締役も出席。トークセッションを行った。同局の森圭介アナが司会を務め、佐藤真知子アナ、忽滑谷(ぬかりや)こころアナも出席した。

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