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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する上野水香さん=MBS提供
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ドキュメンタリー番組「情熱大陸」に出演する上野水香さん=MBS提供

上野水香:定年を迎えたプリンシパル ラストステージまでの3カ月に「情熱大陸」で密着

 バレエダンサーの上野水香(みずか)さんが、4月2日午後11時から放送されるドキュメンタリー番組「情熱大陸」(MBS・TBS系)に登場する。予告動画では、バレエ団の「定年」という転機を迎え、「芸術の世界ってなかなか報われない、それでもやっぱり好きだから」と最後の公演に果敢に挑む姿が映し出される。

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 1977年12月23日神奈川県生まれ。名門・東京バレエ団に所属し、肩書はプリンシパル。世界の大舞台でも主役を張り、日本を代表するバレエダンサーに上り詰めた。人気が陰りを見せているわけではなく、「心身ともに今が一番踊れる」という。しかし「45歳で定年」というバレエ団の規定が目の前に立ちはだかる。

 「来年、私なにも出られるものないじゃん。舞台がなかったらどうしよう」。5歳のころから40年間、バレエ一筋に生きてきた上野さんの戸惑いと不安が心を支配する。

 番組は、刻々と迫るプリンシパルとしてのラストステージまでの3カ月に密着した。上演するのは、初挑戦の「シンデレラ」。日本人女性で唯一、上野さんだけが踊ることを許されている「ボレロ」など、バレエファンならずとも心奪われる演目が並ぶ。

 公演に向け、パートナーとの合同練習のためにドイツにまで渡り、必死で踊りに磨きをかける上野さん。ところが、迎えた本番前日に、思いもよらない事態が起きる。稀代のバレエダンサーの“最後”に懸ける姿を見つめた。

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