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音楽評論家で作詞家の湯川れい子さんが、8月1日放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演。今年88歳になった湯川さんは、1月に心労で入院。おととし、元夫の相続問題で多忙になり、さらに母親代わりに育ててくれた姉が97歳で亡くなるなど、大切な人を立て続けに亡くしたことが原因だったという。
元夫とは36歳に結婚。バブルがはじけたことで、全財産をなくし、気に入って建てた家も抵当に入っていて競売にかけられた。さらに、元夫は別の女性との間に子供ができ、「助けてください」と置き手紙をして出て行ってしまったという。時が過ぎ、絶縁状態から親友のような存在になり、孫も生まれ「家族」として過ごしていたが、おととし急逝し、自分でも信じられないほどに落ち込んだと話した。
また、湯川さんが作詞した小林明子さんのヒットソング「恋におちて-Fall in love-」についても語った。当時は育児中で、「最初は清潔感のあるものを書いたら『ドラマが不倫なので、不倫の歌を書いてほしい』と言われて。6歳ぐらいの子供が駆け回っている夏に書いた」と振り返り、「土曜と日曜の朝とか、一番いてほしいときに『ああ、いないんだな』とか。それがたぶん不倫というものなんだろうな、といろいろ想像をめぐらせました」と明かした。