元バドミントン選手でリオ五輪金メダリストの高橋礼華さんが5月8日、東京都内で行われた「第17回ベストマザー賞 2025」の授賞式に出席。アスリートと子育ての違いを、しみじみと語った。
高橋さんの夫は、同じくバドミントンの金子祐樹選手。海外での試合もあり、ワンオペ育児が当たり前の日々だという。
アスリートの経験が育児に生きることがあるか聞かれると「あまりないかな」と苦笑い。「バドミントンの時は自分がやった分だけ結果に出ますが、子育ては壁にぶち当たることばかりで……」と語った。
続けて「気持ちの切り替えだったり、マイナスな気持ちなどメンタル面に関しては切り替えがうまくできなのかなと思います」と話した。「それでもうまくいかなくて、人に会いたいと思うことがたくさんありました。アスリートと育児がリンクしているかと言われると、そうではないなと思います」とコメントした。
もし長女がバドミントンに興味を持ったら「私は反対しないです」と回答。「私が親にバドミントンをやらせてもらったように、好きなものに全力で取り組んでほしい。バドミントンではなくても、好きなものを見つけて楽しんでほしいなと思います」と母の優しさを見せていた。
同賞は、日本マザーズ協会が2008年から選出しており、全国の母親の投票によって受賞者が選ばれる。今回は芸能部門を森さん、音楽部門をDream Amiさん、文化部門を鷲見玲奈さん、スポーツ部門を元バドミントン選手の高橋さん、文芸部門を小説家・エッセイストの山崎ナオコーラさんが受賞した。