あなたにおすすめ
檀れい:「まさかCDを発売することになるなんて……」 芸能生活34年目のCDデビューを語る ソロライブで生披露へ
タレントで俳優の渋谷凪咲(しぶや・なぎさ)さんが、7月5日スタートの連続ドラマ「リベンジ・スパイ」(テレビ朝日系、毎週土曜午後11時)に出演する。ドラマの見どころや、忙しい日々でのリフレッシュ方法を聞いた。
◇「役を演じることで人生を学べる」 胸に熱いものを秘めた社長令嬢に
昨年公開された主演ホラー映画「あのコはだぁれ?」(清水崇監督)で本格的な演技に初挑戦した渋谷さんは、話題作への出演が続いている。今年1月期に放送された連続ドラマ「地獄の果てまで連れていく」(TBS系)では、笑顔の裏で殺人を重ねる“モンスター”の麗奈役を演じた。
「あの役を見て『怖い』という声もいただいて、本望でした(笑)。どんな役でも共通していえるのが、その人物の立場になって考えたら、そうなってしまうのも仕方がないなということ。“バケモノ”になったのには絶対そうならなくてはいけなかった理由があって、それを考えるのも、お芝居をやっていて楽しい部分だなと感じます」
「いろいろな役を演じることで、人生を学べる」と意欲を見せる渋谷さんは、「リベンジ・スパイ」では社長令嬢・藺牟田(いむた)花を演じる。ドラマは、謎の死をとげた兄の復讐を誓い、“カワイイけれど、どこか危険”という、人気グループ「なにわ男子」の大橋和也さん演じるスパイと、ターゲットの社長令嬢との“スパイ・ラブコメ”。
「花ちゃんはすごくおしとやかな女性なんですけど、胸に秘めた熱いものがあって、正義感もすごく強い。一日一日を生きることにすごく向き合っているところは、自分とも重なる部分があります。私も正義感とか熱いものを持っていて、仕事に対しても、一つ一つ大事に向き合いたいなと自分の中で思っているので」
花を演じて難しさを感じるのが「笑わないこと」だという。
「笑わないことから始まる恋の展開も見どころなんですけど、私自身はすぐに笑っちゃうタイプなんです。大橋さんが笑かそうとしてくださるのに対して、本当はめっちゃ笑いたいのに、我慢するのがすごく大変。深呼吸をして、“笑わないこと”に向き合っています(笑)」
◇ファッションやメイクで視覚的にもときめきを
この日、爽やかなワンピースを着用していた渋谷さんは、「花のファッションやメイクもドラマの見どころ」と話す。
「シーンごとに衣装も変わり、メイク、髪形、ネイルもすべて変えています。アイシャドウやアイラインの色など、細かいところまでシーンごとに変えるのは大変なんですけど、時間がない中でもみんなで一生懸命、向き合っています。『明日のデートこの髪形にしてみようかな』とか、見ている方のワクワクにつながると思うと、頑張れるみたいな。プロデューサーさんが、『ビタミンのような、みんなの心に栄養を与えられるような夏のドラマにしたい』とおっしゃっていて、視覚的にもときめきがあるようにしたいなと思っています」
これまで撮影した中で渋谷さんのお気に入りはレースのバブーシュカ。ほかにも、かんざしやスカーフなど、メイク担当者がもともと持っていたけれどなかなか使うタイミングがなかったというアイテムも積極的に取り入れているという。
「普段の自分だったらしないような髪形とかも学びになっています。『派手すぎるかな?』と思うような色合いも、挑戦してみたら『意外といいやん』って。私自身も、コーデの色遣いやアイテムの使い方にワクワクして、心も明るくなるんです」
◇アイスコーヒーで夏到来? 朝の散歩タイムで前向きに
バラエティー番組にも引っ張りだこで、多忙を極める渋谷さんは、「朝のお散歩の時間が癒やしの時間」だという。
「ちょっとでも早起きして、太陽を浴びながらゆっくり歩きます。普段はすぐに携帯を見るし、誘惑がいっぱいあるんですが、歩く時間は音楽を聴くか、自分の心と会話をしています。朝日を浴びながら頭の中や気持ちを整理していると、前向きなマインドになって、スッキリするし、よし、きょうも頑張ろう!と気合が入ります」
散歩中に飲むコーヒーが好きだとも話す。
「いつもはホットなんですけど、今はもうアイスコーヒーの時期になりました。アイスになったら『私に夏が到来したな』って(笑)。氷のカラカラっていう音が夏の始まりの“鐘の音”みたいな」
日ごろからできるだけ自炊するようにしていて、「大事に食べる」ことを意識しているという。
「最近はせいろを買ったので、野菜を蒸したり、鶏を蒸したり。自分で塩麹と醤油麹を作って、蒸した野菜や鶏につけて食べるだけでおいしいんです。真心を込めて大事に育てられた野菜を受け取って、大事に調理して大事に食べる。そうすることで、日常のゆとりになって、ちゃんと栄養に変わってくれる気がするんです」