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俳優の広瀬すずさんと横浜流星さんが、映画「汝、星のごとく」(藤井道人監督、2026年公開)でダブル主演を務める。
原作は、第18回本屋大賞を受賞した「流浪の月」でも知られる凪良ゆうさんが、2022年に発表した同名小説。第20回本屋大賞を受賞したほか、第168回直木賞候補にも選ばれた。
風光明媚(めいび)な瀬戸内のとある島を舞台に、京都から島に転校してきた男子高生・青埜櫂(横浜さん)と、島で生まれ母親と暮らす女子高生・井上暁海(広瀬さん)が出会い恋に落ちるも、それぞれの抱える運命に翻弄()され、選択に迫られる15年間が描かれる。脚本は、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」「きのう何食べた?」シリーズなどの安達奈緒子さんが担当する。
原作の映画化を望んでいたという横浜さんが、これまでに6度のタッグを組んで信頼を寄せている藤井監督に提案したことをきっかけに映画化が実現。藤井監督とのタッグを熱望していたという広瀬さんにとっては本作で念願がかなう形となった。凪良さん原作の作品に、横浜さん、広瀬さんが出演するのは「流浪の月」に続いて2度目となる。撮影は7月に開始し、2026年の公開を予定している。
◇広瀬すずさん/井上暁海役
演じるのがすごく楽しみだなぁ、と思いながら本を読ませていただきました。何とも言えない、でも素直な愛のかたちがたくさんあり、主人公2人の世界を丁寧に、優しく寄り添っていけたらいいな、と思います。そして、個人的に、いつか藤井組に参加してみたいと思っていたので、監督の現場に立てる日が来たことをとてもうれしく思います。監督と何度もやられている流星くんがいてくれるので、思いっきり頼りたいと思います。
◇横浜流星さん/青埜櫂役
コロナ禍でふと手に取った小説が凪良先生の「流浪の月」でした。繊細な心情描写、言葉の力、正しさや現代社会への問いかけ。美しさと残酷さが同居している世界観。全てに心を掴まれ、映画化に携わることができ、転機となった作品になりました。その後も一読者として楽しませていただき、「汝、星のごとく」に出会いました。読んだ瞬間、瀬戸内海のきれいな景色の中に、自分が櫂として生きたいと思い、僭越ながら凪良先生、藤井監督に長々と自分の想いを伝え、快く受け取ってくださいました。この作品を映画にするなら、人物や世界観を更に魅力的にさせる藤井監督しかいないですし、「流浪の月」でご一緒したすずちゃんが暁海として生きてくれる。奇跡の連続が起き、撮影が始まる前から感無量で、皆様に心から感謝しています。責任を持ってこの作品の素晴らしさを皆様に届けますのでご期待ください。