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元NHKアナ住吉美紀:選んだ道を正解にしていくのが人生 「直感がすごく大事」
輝く女性に美容法や心の整え方など、美しさの習慣を聞く「私の美容習慣」。今回は公開中の映画「ストロベリームーン 余命半年の恋」(酒井麻衣監督)に出演する、俳優の田中麗奈さんに聞いた。
◇竹踏みをしながらルーティンをこなす ランニングマシンで朝から運動
洗面所にスチーマーを置いて、洗顔のときスチームを浴びて保湿をしています。洗面所には竹踏みも置いてあって、洗顔し、スチームを浴び、パックをし、歯磨きをし、頭皮のケアをし、まつげと眉の美容液を塗る……っていうのをワンセットにして、竹に乗りながらやっています。痛そうに思うかもしれませんが、慣れると気持ちいいですよ。
寝る前は、化粧水、乳液を重ねて3回塗ることも。とにかく保湿は大事にしています。スキンケアアイテムは最近、皮膚科で、自分の肌質に合ったものを教えてもらって使うようになりました。
トレーニングは筋トレと走ること。外を走ることもありましたが、暑かったので、とうとうランニングマシンを買っちゃいました。運動は午前中にできると気持ちがいいので、朝、15分だけでも走っています。
走るのは私の性格に合っているみたい。脂肪が落ちていくのを実感でき、頭もクリアになるし、有酸素運動って大事です。ランニングマシンならスマホでドラマやYouTubeを見ながら走れるし、最初は5分ぐらいから、気軽に取り組めると思います。
常に健康でいたいので、体力作りは欠かせません。
◇娘と過ごすのが癒やしの時間
癒やされる時間は、娘と映画を見たり、お休みの日に一緒に遊びに出掛けたりするとき。女友達というか、もう恋人みたいな感じで、イチャイチャしています(笑)。まだ5歳ですけど、男の子の話もしてくれるので、いずれ娘に彼氏ができたら、恋バナをするのが楽しいんだろうな、と想像しています。
一緒に見に行く映画は、アンパンマンとかクレヨンしんちゃん、プリキュア、ディズニー系とか、娘が好きなものもあるし、私が気になるものに連れて行くこともあります。今回の「ストロベリームーン」は見たいと言ってくれているんです。恋の話だからちょっと早いんですけど、まず名前が可愛いって。ピンクで丸くて……っていうのは5歳児にもやっぱり響くんだなと。絶対に一緒に見に行こうと思っています。
◇美は比べるものではない 好きなものに向き合って自分らしく
自分が誰かと比べて美しいかどうかは考えず、自分なりにきれいでいたいって思います。ボディーラインなども、「ここらへんの脂肪がぷよぷよしてきたな」というより、運動して「効いてる、効いてる。キュッとしてきた」と感じると自分が楽しいし、頑張ってよかったなって思えます。だから、誰かと比べるのではなく、自分なりのきれいの高め方や、ベストの目指し方を追求していきたいです。
自分らしさを保つためには、やっぱり好きなものに向き合うことだと思います。例えば、私は映画館で映画を見るのがとても好きで、優先順位も高いです。週に2本は見たいし、うまくいけば3本見たい。上映作品に合わせていろんな映画館に行きます。周りから「すごいね」って言われるかもしれないけど、自分にとっては純粋に楽しいし、大切な時間。もちろん、お仕事のためということもありますが、実際に劇場で見たいという気持ちが一番です。だから、皆さんも好きなことを本当に全力でやれたらいいじゃないかなって思います。
好きなことが仕事になったのか、仕事だから好きになったのか、どっちが先か分からないですけど。娘にも「ママは映画が大事で、お芝居が大好きなの」と言っているし、そういう考え方はしっかり伝えたい。それが私らしさだと思います。
<プロフィール>
たなか・れな 1980年5月22日生まれ、福岡県出身。1998年、映画「がんばっていきまっしょい」の主演で俳優デビュー、日本アカデミー賞主演女優賞を受賞。以降、映画、ドラマ、舞台などで幅広く活動。最近の主な出演作品として、連続テレビ小説「ブギウギ」、映画「福田村事件」、映画「雪風 YUKIKAZE」、映画「ナイトフラワー」、映画「星と月は天の穴」などがある。