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包丁づくりに2年。料理家・食事処さくらが「ちょうどいい一本」にたどり着いた、現代の家庭料理のリアル

株式会社HITOTEMA
料理家・食事処さくらが約2年かけて開発、三徳でも牛刀でもペティでもない刃渡り155mmの「迷わない」一本

SAKURA's オンラインストア(株式会社HITOTEMA)は、料理家・食事処さくらが約2年をかけて開発した家庭用包丁プロジェクトの全貌を公開します。三徳でも牛刀でもペティでもない「ちょっと長くてちょっと短い ちょうどいい包丁」がなぜ生まれたのか─開発者本人の言葉と、これまでの道具づくりで蓄積した家庭の声から、その背景をお伝えします。先行販売は6月7日(日)10時、600本限定で開始します。
なぜ、いま家庭用の包丁を一からつくり直したのか




料理家・食事処さくらは、フレンチの料理人としてキャリアを始め、その後、家庭料理家へと活動の軸を移してきた人物です。プロの厨房と家庭の台所、その両方を知る立場から見えてきたのは、「家庭の包丁は、家庭の料理に最適化されていないのではないか」という問いでした。プロの現場で使う牛刀は長く、取り回しに技術が要ります。

一般的な三徳は汎用的ですが、現代の住宅事情やまな板のサイズ、調理する量とは必ずしも噛み合っていません。ペティは小回りが利くものの、メインの一本にはなりにくい。「どれも悪い包丁ではない。けれど、いまの家庭の食卓を起点に設計された一本は、意外なほど少ない」─食事処さくらはそう語ります。

SAKURA'sはこれまで、調理道具のECとして家庭の現場の声を蓄積してきました。「利き手の代わりになるトング」シリーズはシリーズ合算で累計17,000本を突破、「素材そのまま口福おだし」は累計8,500袋を突破しています(いずれも2026年5月15日時点)。これらの商品に日々寄せられる使い方やレビューから見えてきたのは、家庭料理の悩みが「特別な日」ではなく「毎日の繰り返し」の中にあるという事実でした。包丁プロジェクトは、その延長線上で立ち上がっています。
「ちょうどいい長さ」という結論にたどり着くまで



開発に費やした期間は約2年。試作と検証を重ね、刃渡りを細かく見直していったといいます。
長すぎれば家庭のまな板や収納に収まりにくく、洗うのも億劫になる。短すぎれば大きな葉物や塊肉に対応しきれない。日常的に作られる料理─野菜の下ごしらえ、肉や魚の切り分け、果物のカット─をひとつずつ想定し、「一本で完結できる最大公約数」を探った結果が、この刃渡りでした。

「『ちょっと長くてちょっと短い』というのは、欠点の言い換えではありません」と食事処さくら。「家庭の料理の大半を、これ一本でストレスなくこなせる長さを突き詰めた結果が、たまたまどの既存カテゴリーにも当てはまらなかった、ということなんです」。

刃の素材、ハンドルの形状、重量バランスといった仕様は、岐阜県関市の工房とともに作り込みました。関市は刃物の産地として知られる土地であり、家庭用として日常的に研ぎ直しながら長く使うことを前提に設計されています。
「道具を売って終わり」にしない設計
この包丁には、購入後に切れ味を回復させる研ぎ直しサービスが用意されています。
SAKURA'sがこれまで「普段の手入れが一台で揃う砥石セット」(累計326本/同時点)などメンテナンス領域の商品を扱ってきたのも、「良い道具は、使い続けられて初めて意味を持つ」という考え方が背景にあります。

買った瞬間がピークではなく、研ぎながら何年も付き合っていく。包丁単体ではなく、まな板や砥石と組み合わせて家庭の調理環境全体を底上げする─そうした思想のもとに設計された一本です。
先行販売概要
・商品名:ちょっと長くてちょっと短い ちょうどいい包丁
・刃材:AUS-10 ステンレス三層鋼(HRC約60)
・刃渡り:155mm/全長:約282mm/重量:約106g
・口金:SUS304(板厚5.0mm)/柄:天然木ウォルナット(色味・木目は一本ごとに異なります)
・製造:株式会社スミカマ(岐阜県関市)
・予約販売開始:2026年6月7日(日)10:00
・数量:600本限定(生産数に達し次第終了)
・予約限定価格:16,020円(税込・通常価格の10%オフ)

コンセプトは「迷わない包丁」
食事処さくらが料理人から料理研究家・料理教室へと活動するなかで最も多く受けてきた相談が、「どの包丁を買えばいいか分からない」という声でした。三徳か、牛刀か、ペティか─家庭ごとに正解が違い、一概に勧められない。そこで「今日はペティ?魚だから牛刀?と迷わなくていい、これ一本で済む包丁」を作りたい、というのが開発の出発点です。商品名の「ちょうどいい包丁」は、その「迷わない」コンセプトがそのまま名前になりました。
「155mm」という独自寸法



一般的な牛刀は約210mm、三徳包丁は約180mm、ペティナイフは約130mmとされます。本品は刃渡り155mm─三徳とペティのちょうど中間にあたる寸法です。三徳は刃幅が広く「トマトを少し切りたいだけ」の場面ではオーバースペックになりがちで、ペティでは長さが足りない。その間を埋め、迷わず一本で使える長さとして155mmに辿り着きました。
柄と刃へのこだわり
柄には高級家具にも使われる天然木ウォルナットを採用しました。木材のなかでもトップクラスに水に強く(軽さで知られるヒノキ等の和包丁用材は水に弱い傾向があります)、さらに一本ずつコーティングを施して水ぬれに備えています。天然木のため木目や色味は一本ごとに異なり、世界に一本だけの表情になります。

刃は毎日手が疲れないよう全体を軽く設計した薄刃仕様です。薄刃は食材が刃に貼りつきにくく、軽さにもつながります。また峰の横幅を「手に当たらないギリギリ」まで薄くしており、ペティなどで起きがちな「指が刃元に当たって刃の一部しか使えない」状態を避け、刃渡りを無駄なく使えます。刃材はプロの現場でも使われる高級ステンレス分類で、研ぎやすく切れ味が長持ちします。
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