あなたにおすすめ
マックスマーラ:波瑠、柔道・阿部兄妹、内田理央、のん、ローラがドレスアップ! 8年ぶり公の場になった3児の母・加藤あいも
新しい職場や新しい学校、新しい友人など、さまざまな形でスタートを切る方が多い4月。今回は、私の体験を交えながら“スタート”をキーワードにお話をしていきたいと思います。緊張したときの気持ちの整え方やコミュニケーションの話など幅広くお話ししていきますので、共感したり、楽しく読んでいただけたらうれしいです。
◇“初めまして”の際の心がけ
女優というお仕事をしていると、4月に限らず一年中、新しい現場との出合いがあります。ドラマや映画、舞台など作品ごとに実にたくさんの方と「初めまして」のごあいさつをさせていただいています。
そんなとき、いつも私が心がけているのは、基本的なことかもしれませんが“笑顔であいさつをする”ということ。相手がどんな性格か分からなくても、あいさつされて不快に感じる人はいないですよね。
笑顔には不思議なパワーがあるんですよ。笑顔で人と接することで、周囲の人たちの心にまでポジティブな影響をもたらすこともできます。誰にでもつらいことや苦しいことがあります。そんなとき、私は一瞬、大泣きしてすぐに笑う。無理をしてでも笑うんです。するといつの間にか、心が笑顔に反応して元気を取り戻してきます。どんなときでも笑顔になれる練習をしておくのもおススメです。鏡を見て、顔の動かせるあらゆる筋肉を動かすだけです。リフトアップにもなるし、ぜひやってみてください!
◇いい距離感
もう一つは、相手の空気を感じ取ってあげること。ようは周りをよく見るということ! 互いの心地よい距離感をキープするようにしています。それは変に遠慮するということではなくて、あくまで自分にとっても居心地がいいと感じるような空間作りをするということです。
場の雰囲気を意識する気遣いは、大人としてのある種のマナーともいえるかもしれないですね。
<人見知り対策法>
よく「人見知りだから緊張してうまくしゃべれない……」という声を聞いたりします。そういう人はもしかしたらいいことを言おうとしたり、自分をよく見せようと気負い過ぎているのかも。無意識に自分でプレッシャーを与えているのかもしれません。
ちょっと肩の力を抜いて「普通のことだけ言えればOK」程度の気持ちでいると、楽になれるはずですよ。リラックスした方が逆に好印象を与えることも多いので、ぜひ試してみてください。
<新しい作品に向かう前の習慣>
それから、私は何か大きな仕事のスタートの際は、普段あまり使わない引き出しの中をかたずけたり、クローゼットの衣装整理をします。手を動かしながら頭の中を少しずつクリアにできるので、これから始まる仕事に対するモチベーションもアップするんです。
そしてもう一つ。ご先祖のお墓参りもします。感謝を伝えると同時に、これからのことを報告するんです。不思議と安心感や勇気を持つことができますし、何より気持ちも引き締まります。自分の内面を見つめ直す時間にもなるので、これからも続けていこうと思っています。
<深呼吸も効果大>
あと、ささいなことですが新しい環境で緊張してしまったときは、ゆっくり深呼吸をするようにしています。鼻から吸って、10秒以上かけてゆっくりはくだけ。シンプルなのに、ビックリするほど気持ちがほぐれます。これはいつでもどこでもできますよね。リラックスしたいなというときは、すぐに実践してみてください。ささいなことなので意外と忘れがちですが、くせをつけておくといいですよ。
今回は、新しいスタートを切るみなさんへのエールを私なりに送らせてもらいました。次回は自分を律するコツなどメンタルからのキレイのお話、ストレスケアなどについてをお伝えしたいと思います。
キレイを目指すのに、遅いなんてことはありません! まずは、やる気を出して! 楽しみながら一歩ずつ前進しましょう。
*……次回は4月24日に掲載予定です。