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注目映画紹介:「ウルヴァリン:SAMURAI」 ちょいB級感漂う日本を舞台に国際的スターが大暴れ

 かぎ爪がポイントの「X-MEN」シリーズの1キャラクター・ウルヴァリンを主人公にした映画第2弾「ウルヴァリン:SAMURAI」が13日、公開された。今回は日本を舞台に、ラブストーリーとアクションをハイスピードで見せていく。「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」(2005年)のジェームズ・マンゴールド監督が手がけた。

 ウルヴァリンことローガン(ヒュー・ジャックマンさん)はカナダで隠遁(いんとん)生活を送っていたが、赤毛の日本人女性・ユキオ(福島リラさん)に誘われて日本にやって来た。ユキオの雇い主である大物実業家・矢志田(ハル・ヤマノウチさん)が、かつてローガンに命を救われたという。ローガンと矢志田は東京で再会を果たすが、まもなく矢志田が亡くなる。ローガンは矢志田の葬儀に参列中、組織に襲われた矢志田の孫娘・マリコ(TAOさん)を救い出す。だが何者かのわなにはまって、超人的治癒能力を失ってしまう。 

 サムライ、シンカンセン、キモノ……ハリウッドが描くお決まりの日本のイメージが盛りだくさん。群れで追ってくる敵の手下や、老人の妙な野望、そして、女優の棒読みのようなせりふ……なんだか昔懐かしい特撮映画を見ているかのよう。ちょいB級感漂う雰囲気の中でジャックマンさんや真田広之さんといった国際的スターのコラボレーションを楽しめる、なかなかユニークな作品だ。冒頭、おじいさんが寝ているベッドといい、美術が前衛アートのように見えてくる。セットも豪華だが、ロケの映像とほどよいバランスで構成され、風景も含めて日本の美が堪能できる。トレーニングで肉体改造したジャックマンさんをはじめとする役者陣の入魂のアクションに力が入る。13日からTOHOシネマズ日劇(東京都千代田区)ほか全国で公開。(キョーコ/毎日新聞デジタル)

 <プロフィル>

 キョーコ=出版社・新聞社勤務後、闘病をきっかけに、単館映画館通いの20代を思い出して、映画生活に突入。映画紹介や人物インタビューを中心にライターとして活動中。趣味は散歩と街猫をなでること。

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