バイクエクササイズ体験記：NY発の注目フィットネス「フィールサイクル」に挑戦！

　NY発のバイクエクササイズ「FEEL CYCLE（フィールサイクル）」が20代～30代後半の女性会社員を中心に注目を集めている。現在、銀座と池袋にある専門スタジオでは朝晩の予約が取りづらいこともあるほど盛況だ。暗いスタジオで大音量のクラブミュージックが流れる中、大勢で“踊るように”エクササイズを行い、時には大声を出すこともあるという珍しいスタイル。さらに米人気歌手のレディー・ガガさんも実践したことがあるとも聞き、レッスンに挑戦した。（毎日新聞デジタル）

　◇400～800キロカロリーを消費

　「フィールサイクル」は、日本初のバイクエクササイズ専門店として2012年6月に1号店の銀座店（東京都中央区）がオープン。13年7月に2号店の池袋店（東京都豊島区）がオープンした。ガガさんの「Poker face」などの音楽に合わせてバイクをこぎながら、インストラクターから指示された運動を実践する。自分のレベルに合わせてペダルの回転数や負荷を調整することができ、45分間で約400～800キロカロリーを消費できるという。

　池袋店を訪れるとスタジオにはすでに音楽が流れており、楽しそうな雰囲気。着替えなどを済ませ、イケメンインストラクターのSHOW先生（21）に指導を受けながら、まずは自分が使うバイクのサドルの高さを調整する。その後、ペダルに専用シューズをはめるのだが……、なんとペダルにシューズをはめてからは、常にペダルをこがなければならない。

　◇練習はリアーナさんの「Shut Up And Drive」で

　今回は、初めての人向けのレッスン「BB1 Hit5」を体験。練習パートとメインパートの2部構成で、練習パートはリアーナさんの「Shut Up And Drive」など3曲で行う。ペダルの重さを調整する「トルク」の使い方も習った。これでペダルを自分の好みの重さに変更できる。SHOW先生が、目の前で見本を見せてくれ、その動きがよく見えるようにとスタジオはまだ明るい。

　練習がスタートすると、ノリノリの音楽が流れ、SHOW先生はそれに合わせて立ちこぎをしたり、体を左右に動かしたり、こぎながら腕立て伏せのような動きをしたりと、全身をフルに使ったエクササイズを繰り広げていく。

　さらにSHOW先生はたびたび、曲に合わせてペダルの重さを変えるように指示してくれるのだが、普段から運動不足の私はバイクをこぎ続けるだけで精いっぱい。ペダルをかなり軽めに設定しているにもかかわらず、私の体の各所から“悲鳴”が上がり、練習パートだけですでにバテ気味……。

　それでも、ノリノリの音楽に合わせて、体を動かすことは思っていた以上に楽しい！　SHOW先生が「ワン・ツー！ワン・ツー！」とテンポ良く声をかけてくれ、音楽にノリやすい雰囲気を作ってくれるのも、いい！

　◇照明が落ち、いよいよメインパートへ！

　練習パートはあっという間に終わり、いよいよメインパート。一気に照明が消え、ガガさんの「Poker face」など7曲に合わせてエクササイズをしていく。音楽が大音量で流れ、ミラーボールが回転するなど、まるでクラブのような雰囲気。これなら人の目を気にすることなく、おもいっきり体を動かすことができそうだ。練習よりもハードな動きを交えてノンストップでガンガンこぎ、体を動かす。途中にダンベルを使ったエクササイズもあり、終始、飽きずに続けることができた。

　また、照明が暗くなったことで、気恥ずかしさもなくなり、練習パートよりも気分はノリノリ！　曲の盛り上がりの部分では、SHOW先生が「アーユーレディー？」と叫ぶ場面も！　いっしょにエクササイズをしていた参加者のテンションは最高潮で、スタジオには「イエーイ！」と大きな声が飛んでいた。

　◇完全燃焼……

　いつの間にか私の気持ちも超ハイテンション！　序盤からすでにバテ気味だったが、なんとか最後の曲までエクササイズをすることができた。人の目を気にせず、音楽に合わせて体を動かすことは、ずいぶんストレス解消になった気がする。レッスン終了後はしばらく放心状態だったが、機会があればぜひまた挑戦してみたい。

　◇FEEL CYCLE

　6種類のプログラムに、全米ヒットチャートやハウス・トランス、ソウル、ヒップホップなど、さまざまなジャンルの音楽を組み合わせた30以上のレッスンメニューを提供している。自分の好きな音楽ジャンルや引き締めたい体のパーツなど、自分のニーズに合わせてレッスンを選択することができる。シューズとタオルは無料レンタル、レンタルウエア上下セット（S・M・L）は200円。ロッカールームはシャワー付きで、シャンプー、ボディーソープ、メーク落としなどが常備されている。日本3号店が今冬、東京・表参道にオープンする。