三浦理恵子の美容ライフ：第42回　春のおすすめファッション　1本のパンツとの出合い

　3月ももうすぐ終わりです。お仕事をされている方は、年度末で大忙しの時期かもしれませんね。でも、どんなに忙しくても美容をおそろかにはしないでください。自分に合った方法で、ラクをしながら、それでもきちんと肌のケアをしてあげて、10年後、後悔しないようにしましょう！

　さて今回は、久々にファッションのお話をしたいと思っています。私は日ごろから雑誌で洋服をチェックすることが好きで、お店での買い物もよくします。ショップの店員さんとの会話を楽しみながらコーディネートを考えるのも、とても勉強になります。

　◇店員さんにすすめられた1本のパンツ

　先日、印象深い出来事がありました。あるお店でパンツを選んでいたときのことなんですが、いろいろと見比べて迷っていた私に、ある店員さんが1本のパンツを持ってきてくれたんです。見ると、鮮やかなグリーンのゆったりシルエットのパンツでした。

　これまで細身のタイプしか選んだことがなかった私にとって、そのアイテムはすごく新鮮に映りました。形もさることながら、何といってもその色。ボトムに明るい色を持ってくるコーディネートは、これまでほとんど経験がなかったんです。

　最初は思わず「えー！？」と言ってしまったのですが、勧められ、ものは試しにと試着してみました。すると、イメージしたよりもずっとしっくりきたんです。「こういうアイテムもありかも」と、すぐに考え方が変わりました。上に合わせる服もこれまでと異なるタイプのものを試したくなったりと、好みの幅が広がって、自分でもビックリ。新しい自分との出合いでした。

　◇他人のセンスを取り入れることも大切

　このことをきっかけに考えさせられたのが、たまには自分とは違う好みの人のセンスを取り入れるのも重要だなということです。コーディネートって、大人になるとなんとなく似た色や形を選びがちになってしまいますよね。手持ちのアイテムとの合わせやすさや実用性を優先してしまって、つい同系のものを買ってしまう。でも、たまにはまったく異なるテイストを取り入れるのもいいと思うんです。

　今回私は、あの店員さんの一言がきっかけで、ファッションの幅がぐっと広がりました。正直、最初は抵抗感があったんですけど、着てみたらイメージとまったく違った。つまり、自分の思い込みでファッションの幅をせばめてしまっていたと思うんです。

　それはファッションに限らずさまざまなことにも当てはまることだとも思います。日常の買い物のささいな出来事でしたが、いろいろと考えさせられるきっかけになった印象深い出来事でした。

　◇ゆったりシルエットのパンツ

　そんな出来事もありつつ、私がこの春におすすめしたいファッションアイテムを厳選して紹介していきますね。まずは、ゆったりシルエットのパンツです。先ほどのエピソードに登場したグリーン系などの明るめの色はもちろん、遊び心のある柄ものなどが気分を盛り上げてくれるので◎。トップスにはライトグレーやホワイトを合わせるのが、大人らしさも演出できてオススメです。

　靴は、フラットタイプを合わせるのが今の気分。それに大判ストールなどを合わせてボリューム感を顔の周りに出してみる。崩しすぎない大人のカジュアルスタイルで、春を楽しみたいですね。

　でも、やっぱりときどきはスカートもはきたいもの。フレアタイプの鮮やかな春色スカートに大きめのセーター、そしてヒールやブーツを合わせるコーディネートで女度アップもオススメです。

　◇アンテプリマのイヤリングがお気に入り

　最後にアクセサリーのオススメを一つ。私はショートヘアにしてからイヤリングを着ける回数が増えたのですが、今、気に入っているのがアンテプリマのアイテムです。可愛らしいデザインで、どんな服にも合わせやすいものが数多く出ています。特にビーズがたくさんあしらわれたデザインは、カジュアルにもフォーマルにもなじみ、活躍度も高くてオススメです。

　今回はファッションのお話をしました。服でその日の気分が決まってしまうと断言してもいいくらい、私にとって洋服選びはとっても大事なことです。これからも好みを追求しながら、ときどき異なる好みもミックスしてみたりして、自分らしいカラーを楽しみたいと思います。

　次回は、1年ぶりに行った美容座談会の模様をお届けします。ためになる情報やユニークなアイデアなど、読者の方からたくさん興味深い声が飛び出し、大いに盛り上がりました。ぜひ、楽しみにしていてくださいね。

　心も体もキレイになって、毎日キラキラしましょう！　できることは今からスタートですよ！

　＊……次回は4月9日に更新予定です。

　三浦理恵子さんへの質問、メッセージはこちらまでお送りください。また、対談してほしい人、テーマにしてほしいことなどもお待ちしております。