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12日に東京・自由が丘にオープンする世界最大級の傘専門店「Cool Magic SHU’S(クール・マジック・シューズ)」(シューズセレクション)の店内が8日、報道陣に公開され、ぬれると桜の模様が“浮き出る”傘などユニークな商品が多数紹介された。絞り染め風の色合いや番傘風シルエットを採用した和風タイプ、グリーティングカードなどを取り扱う米ホールマーク社とコラボしたポップなデザインのシリーズ、持ち運びしやすい100グラム以下の超軽量タイプなどもある。
同社が開発した“ご当地傘”もユニークだ。鹿児島県・桜島の火山灰を防ぐため体を覆うような形状をした傘「桜島ファイヤー」や、降雪地帯の富山県でも風雪に耐えられる丈夫なロング傘「富山サンダー」などが、各地のニーズから生まれた。また、夏向けに扇風機が内蔵された傘、背中やバッグをぬらさないよう傘の中棒が中心から16センチずらした傘などもある。
同店は、傘メーカーのシューズセレクションの初の旗艦店。自由が丘駅のホームに隣接しており、駅から徒歩1分という好立地に建てられた店舗は「巨大なガラスのショーケース」をイメージしたというガラス張りだ。店舗面積約172平方メートル、4フロアで構成され、約1万本の傘が陳列されている。
同社の中心的ブランド「waterfront(ウォーターフロント)」をはじめ同社の全商品を販売。1階は折りたたみ、2階はメンズ、3階はレディースを扱う。4階はバイヤー向けのショールーム。傘の価格は税抜きで1000~5000円で、最多価格帯は1000円台。
同社の林秀信社長は「驚きと感動を与えるような商品。たえず革命を起こすような商品を作り続けたい」といい、同ストアについて「傘の美術館。ここでいろいろな傘を見て、これまで関心のなかった人にも目覚めていただけたら」とアピールしている。営業時間は午前11時~午後7時。不定休。