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11日に開業する東京・虎ノ門の超高層複合タワー「虎ノ門ヒルズ」で9日、報道陣向けの内覧会が行われ、日本初進出となるハイアット系列のホテル「アンダーズ 東京」や、コーヒーショップ「虎ノ門 KOFFEE」やイタリアンレストラン「虎ノ門ARBOL(アルボール)」などの商業施設初出店の店舗などが初公開された。また同タワーのキャラクター「トラのもん」もお目見えした。
虎ノ門ヒルズは、道路上空に建築物を建てる画期的な手法「立体道路制度」を活用し、環状第二号線の整備と一体的に建築した超高層複合タワー。地下5階、地上52階建て。高さは247メートルで、敷地面積は1万7069平方メートル、延べ床面積は24万4360平方メートル。都内のビルでは2番目の高さを誇り、東京の新しいランドマークとして注目を集めている。
「アンダーズ 東京」は、同ヒルズの高層部の47~52階に開業。アンダーズとは、ヒンディー語で「パーソナルスタイル」を意味し、客のライフスタイルに合わせ、「自宅で過ごしているかのような心からリラックスできる上質な時間」を提供するという。ホテルの最上階(52階)には独立型チャペルを備え、都内で最も高い場所で挙式を行うことが可能。挙式の予約は昨年から始まっており、今年はほぼ予約で埋まっているという。
商業施設は1~4階。「コミュニケーションハブ」をコンセプトに飲食店舗を中心に24店舗が出店する。1階には、小さなレストランやカフェ、食物販を融合した複合ショップ「ピルエット」が8月下旬にオープン予定。2~4階には、東京・表参道の古民家で展開しているコーヒーショップ「OMOTESANDO KOFFEE」が「虎ノ門 KOFFEE」として出店するほか、神楽坂の人気イタリアンレストランの「虎ノ門ARBOL」、ドイツビールを扱ったパブ「Toranomon HOP」、フレンチカフェ「虎ノ門バール」、すし屋「意気な寿司処阿部」など、商業施設に初めて出店する店舗が軒を並べる。
そのほか、6~35階はオフィス、37~46階は172戸の“ハイクラス住宅”が並ぶ「虎ノ門ヒルズレジデンス」、4、5階はカンファレンス施設で、2階の屋外に緑あふれる広場も備える。