モデルの山田優さんが、私服と私物でコーディネートしたファッションを紹介する書籍「YU YAMADA FASHION ADDICT(ファッションアディクト)」(宝島社)を発売した。同書で約200のコーディネートを紹介している山田さんに、ファッションのこだわりや、美容の習慣、体形維持の秘訣(ひけつ)などを聞いた。
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◇コーディネートは女性らしさを残して
書籍に掲載されているコーディネートは「ほぼ自分で選んだ」という山田さん。シャツとジーパンにぺたんこ靴と帽子を合わせたマニッシュなスタイルから、長袖のタイトなワンピースにハイヒール、大ぶりのピアスを合わせた女性らしいスタイルまで幅広く着こなしている。
コーディネートは「女性なので、どこか自分の体のライン、肌を見せる。ちょっとした女らしさを残すというのが私のポイント」と語る。「背中だけばっくりと開いているワンピースとかが好き」というほか、ダボッとしたパンツにタイトなトップスを合わせたり、足首を見せたりしてバランスを取っている。
洋服は「気に入ったものはずっと着続けるタイプ」で、着なくなって2年たった服は「もう着ることはないかも」と判断する。一方で「優柔不断で断捨離ができない」という一面も。そんな時は「仲のいい洋服の仕事をしている友達を呼んで、(処分するものとしないものを)分けてもらいます」という。「自分では、これはここに着ていった思い出があるとか、処分できない理由が出てくる」というのが、その理由だ。
それでも「やっぱり着たいと思うときがくるかも」という服は、「『これから着たいって思うかもしれないから、なにかあったら返して』って言いながら、知り合いに譲ります」と明かしつつ、「でも結局、また着たいって思うことは、絶対にないんですよね」と照れ笑いした。
◇オイルを混ぜたクリームを全身に
「すごく乾燥肌」という山田さんの美容の習慣の一つは、風呂上がりに全身にオイルを混ぜたクリームを塗ること。「(周りの)みんなにお風呂に入っている時間より、お風呂から上がった後、クリームを塗る時間の方が長いって言われるんです」というほど念入りに塗る。
クリームに混ぜる使うオイルは「クラランス」の「オンティオー」、「トニック」、または美容オイルの「バイオイル」で、「シャワーを浴び終わったら、濡れたまま、(風呂場で)全身にオイルをぬって冷水で流します。(風呂場から)出てから、オイルにクリームを混ぜて全身に塗っています」という。
◇裸を鏡でチェック “ながら”運動で体形維持
スタイル維持法は「常に自分の体と向き合うこと」。「お風呂に入る前とか、鏡で裸を見て、ここに肉がついたかなとか、きょうは体が重かったなとか(確認する)」と明かし、自分の体を見つめ直す時間を作ってちゃんと向き合って、きょうは(体のために)何をした方がいいかなと、毎日考えている」という。
「小学校の頃からずっと続けている」というのはストレッチだ。「開脚して股(こ)関節を開いたり、ヨガのポーズを入れながら筋を伸ばしたり、リンパを流したり……」といい、「寝る前に5~30分、続けるようにしています。習慣になっていて、やらないと寝られないですね」と話している。
自らを「究極の面倒くさがり」といい、「どこかに通って運動するっていうのができなくて、家にいるときに、“ながら”でできるものが好き」だ。「歯磨きをしているときに後ろに足を上げてヒップアップしたり、テレビを見ながらストレッチをして股関節を伸ばしたり、料理を作っているとき冷蔵庫を開けるときにウエストをひねってみたり……。“ながら”でできることを実践して体形を保っているのかな」と語った。
美容の習慣は「続けることが一番大事」と考えている。「自分でできる範囲で無理なく、しかも楽しくやれる方が、私には向いている。日々の生活の中に取り入れられるもの(美容法)を実践するようにしています」と笑顔で語った。
次回は、山田さんの書籍「YU YAMADA FASHION ADDICT」の制作の裏話を聞く。
<プロフィル>
やまだ・ゆう。1984年7月5日生まれ。沖縄県出身。2000年に女性ファッション誌の専属モデルとなり、本格的なモデル活動をスタート。女優としても活動し、「のだめカンタービレ」(フジテレビ系)シリーズなどに出演したほか、09年の映画「劇場版 カンナさん大成功です!」、12年のドラマ「VISION−殺しが見える女−」(読売テレビ、日本テレビ系)で主演を務めた。現在は女性ファッション誌「GINGER(ジンジャー)」(幻冬舎)のレギュラーモデルを務めている。
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