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まるごとぶどうパフェ:“幻のパフェ”が8年へて復活

 ミニストップは、皮ごと食べられる種なし品種のブドウを使用した「まるごとぶどうパフェ」を22日に全国のミニストップ2196店(2014年6月末現在)で発売する。06年に一部店舗でのみ販売され、8年をへて全国での発売に至った“幻のパフェ”で、担当者は「果肉、ソフトクリーム、ソースが三つ合わさったときのバランスにすごくこだわっている。三つをからめて食べるのがおすすめ」とアピールしている。

 「まるごとぶどうパフェ」はミニストップが今年発売を開始したフルーツパフェシリーズの第4弾。ブドウは皮ごと食べる種なし品種のチリ産・クリムゾン種を使用し、同商品1個につき約80グラム、平均20粒前後のブドウを使用する。ブドウは食べる直前まで凍らせて保存するためシャリッとした食感が特長で、一粒一粒のブドウをソース、ソフトクリームとからめながら食べられる。価格は320円(税込み)。全国発売前に15日から一部店舗で順次発売するという。

 同社によると、「まるごとぶどうパフェ」は06年に一部店舗で実験的に販売されたが、当時は皮ごと食べるブドウに抵抗がある人が多かったため、全国発売には至らなかったという。皮ごと食べる種なし品種のブドウが一般に浸透してきたことで、構想から8年たって全国発売に至った。実験的な販売で商品化に至らなかった商品が“復活”するのは今回が初めてという。

 商品の開発に携わった同社スイーツ商品部の中間美奈子さんは「シードレス(種なし)品種のブドウが世間に広がっていることを感じていた。今、商品を出せばお客様にも認知されるのではと思った」と“幻のパフェ”復活の経緯について語り「当初は30~40代の女性をターゲットにしていたが、(試食会では)ほかの世代の女性からもおおむね高評価をいただいた。50代以上の男性からも評価が高く驚いた。皮ごとブドウを食べることに抵抗のある方からも『おいしい』と言っていただけて手応えを感じた」と話している。

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