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話題のドラマの登場人物のファッションを紹介する「ドラマファッションチェック」。今回は、上戸彩さん主演で人気の不倫ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系、木曜午後10時)で、吉瀬美智子さん演じる利佳子のファッションを取り上げる。「(ポイントは)鮮やかな色遣いと、上品さ。吉瀬さんから放たれる色っぽさを、服でさらにプラスにできるようスタイリングした」というスタイリストの道端亜未さんに、アイテム選びや着こなしのポイントを聞いた。
◇シースルーやミニボトムで露出を意識
利佳子は39歳。家族は、大手出版社の女性誌編集長の夫と2人の子供。平日の昼間は夫以外の男性と不倫をする“昼顔妻”で、それ以外の時間はよき妻、よき母として暮らしていたが、売れない画家の加藤修(北村一輝さん)との不倫関係が夫に知られ、7話で家を出て、加藤の家に身を寄せている。
家を出てからはシンプルな服装になったものの、“昼顔妻”としてふるまっていた時期は華やかな装いを見せる場面が多かった。吉瀬さんの美しさも相まって「美しい」「色っぽい」と注目を集めた。
着こなしていたのは赤、オレンジ、紺、グリーン、黄、ピンクなど鮮やかなアイテムばかり。黒やグレー、茶色などの服は見かけない。中でもトップスは、シルクやサテン素材でボトムにインできるものを選び、「シースルーで肌を見せ、セクシーに」がキーワード。ボトムは「美脚を見せるため」に、ひざ上丈のスカートか、ショートパンツをセレクトするのがポイントだ。また脚を長く見せるために、ピンヒールや太めのヒール、ウエッジソールなど、さまざまなヒールのある靴を合わせている。
またワンピースが1、5、6話に計2着登場。ともに柄物で「下品に見えない柄や形」がこだわりだ。「ウエストからフレアになっているタイプは大人っぽさに欠けるので、体のラインに沿うようなシルエットを選んだ」という。
ネックレス、ピアス、ブレスレットは「華奢(きゃしゃ)なもの」が利佳子流。ピアスは「必ず揺れるタイプ」をセレクトしており、バッグはクラッチタイプをメインに使用していた。
◇男性受けがいいのは…
道端さんが「撮影現場で男性受けがよかった」といい、もっとも利佳子らしいファッションとして挙げたのは3、4話で見せた紺のブラウスを赤いアシンメトリースカートにインしたコーディネート。
スカートは、前でリボンを結ぶデザインだったが、吉瀬さんには大きすぎたため、後ろで蝶(ちょう)結びをする着こなしに変更。「普段より、色を多く使っていますが、色同士がケンカすることなく、大人っぽいコーディネートに仕上がった」という。
◇優しい印象の素材×細身のホワイト系パンツも エプロンにもこだわり
利佳子のファッションは「“昼顔妻”と母親の時のメリハリ」もテーマの一つ。母親としての利佳子は「露出はゼロ。トップスの色遣いは“昼顔妻”の時と変わらないが、コットン素材などで母親らしく優しい印象に」と配慮された。ボトムスの中心は細身のホワイトパンツで、ほかにも白と黒のチェックのパンツや白地に格子柄のパンツなどが登場した。
またエプロンにも「柄の胸当てエプロン」というこだわりがある。「無地の服が多かったのでエプロンで遊び心を持たせた」という。
◇利佳子ファッションをまねるなら モノトーンから卒業!
道端さんは利佳子のファッションを考える上で、街を行く女性のファッションを観察したといい、「モノトーンのコーディネートをされている方が非常に多い」という印象を受けた。利佳子ファッションに近づくには「一つのアイテムでもいいので、鮮やかな色のアイテムを主役にしたコーディネートを意識する」ことを勧めている。
◇「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」とは
平日に夫を会社に送り出した後、別の男性と恋に落ちる主婦「平日昼顔妻」が題材。上戸さん演じる平凡なパート主婦・笹本紗和が“昼顔妻”へ身を落とし、苦悩する姿などを通して、恋愛や夫婦関係、家族の絆を描いている。ドロ沼の後半を迎え、視聴率が上昇するなど好調で、18日放送の第10話では、紗和と不倫相手の高校教師・北野裕一郎(斎藤工さん)の逃避行や、吉瀬さん演じる利佳子が海外へ行った不倫相手の画家・加藤修(北村一輝さん)と連絡が取れなくなる様子が描かれる。最終回は25日に放送。