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昼顔:上戸彩主演の不倫ドラマ最終回 カップルの行く末は… 見どころ解説

 女優の上戸彩さんが“不倫妻”役で主演している連続ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(フジテレビ系、木曜午後10時)の最終回となる第11話が25日に15分拡大版で放送される。平日に夫を会社に送り出した後、別の男性と恋に落ちる主婦「平日昼顔妻」を題材にしたストーリーが話題を呼び、初回の平均視聴率13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)から数字を伸ばし、18日放送の第10話では番組最高となる16.7%を記録した。最終回の副題は「妻が選ぶのは夫か恋人か」で、2組の“不倫カップル”の行く末に注目が集まる。

 同ドラマは、脚本家の井上由美子さんと「ガリレオ」などを手がけた西谷弘監督が、2003年の「白い巨塔」(同局系)以来のタッグを組んだオリジナル作。上戸さん演じるパート主婦の笹本紗和が、“昼顔妻”へ身を落として、葛藤し、苦悩する姿などを通して、恋愛や夫婦関係、家族の絆を描く。紗和を不倫へと導く“昼顔妻”の滝川利佳子を吉瀬美智子さん、紗和の不倫相手の高校教師・北野裕一郎を斎藤工さん、利佳子の不倫相手の画家・加藤修を北村一輝さんが演じている。

 第10話までに、紗和と北野の不倫関係は、夫の俊介(鈴木浩介さん)や、その母の慶子(高畑淳子さん)、北野の妻の乃里子(伊藤歩さん)に知られ、2人の職場にも知られることとなった。追い詰められた2人は逃げるように家を出て貸別荘に身を潜める。自暴自棄になった俊介が会社の部下と浮気をしたことが発覚したり、北野が俊介と乃里子に直談判に出向いたりと修羅場続きだ。

 一方で、利佳子は、夫と子供2人を残して家を出て、加藤のところへ身を寄せたものの、加藤は前妻の佐倉亜紀(高橋かおりさん)と仕事でバルセロナへ旅立ち、不安を募らせている。子供のことも気にかかっている。

 最終回では、紗和と北野が過ごす貸別荘に、探偵会社の調査員と俊介と慶子、乃里子が乗り込んでくる。2人は無理矢理、引き離され、連れ戻されてしまい、笹本家と北野家は弁護士を間に入れて話し合いをすることになる。また利佳子は紗和に、加藤と別れるべきか悩んでいると打ち明ける。

 見どころは、最後の決断を迫られた紗和と利佳子が、夫と恋人のどちらを選ぶのか。不倫の愛を貫こうとしても、元の家庭に戻ろうとしても、おそらくどちらも茨の道だ。また第1話で、物語の結末を暗示するように、利佳子が紗和に、カトリーヌ・ドヌーブさんが夫のいない昼間に娼婦をする主婦を演じた仏映画「昼顔」のストーリーを「罪を犯すと罰を受ける話」と説明する場面があった。その後も劇中では「罪」や「罰」という言葉が頻繁に登場している。誰がどんな「罰」を受けるのか……。最終回から目が離せない。

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