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アジア最大級の映画祭「第27回東京国際映画祭(TIFF)」が23日、六本木ヒルズ(東京都港区)で開幕した。六本木ヒルズアリーナのレッドカーペットイベントには、映画「紙の月」(吉田大八監督)に主演した女優の宮沢りえさんも登場。今作が7年ぶり主演映画となった宮沢さんは、「エネルギーは本当に使いました。7年ぶりということで、それまでに自分がためておいたものはすべて出し切った感じはあります」と手応えを語った。
胸元が大胆に開いたシースルーのロングドレス姿で登場した宮沢さんは、「撮影はとても過酷で、ものをつくる喜びとつらさを感じながら出来上がった作品を、こういう場に持ってこれたという興奮があります」とにっこり。宮沢さんとともに登場した共演の池松壮亮さんは、最高賞の「東京グランプリ」を決定するコンペティション部門に同作が出品されていることについて、「代表に選ばれましたし自信を持って、ぜひ見てくださいと言いたい」と力を込めた。
吉田監督は、「原作を読んだ人も、そうでない人も、映画として見ていただいて満足していただける自信あります」と自信を見せた。同作は、直木賞作家の角田さんのベストセラー小説を「桐島、部活やめるってよ」の吉田監督が映画化。夫と2人暮らしの平凡な主婦・梨花(宮沢さん)が、年下の大学生・光太と不倫関係になり、ふとしたことをきっかけに契約社員として働く銀行の顧客の金に手を出してしまう。梨花の金銭感覚は次第に麻痺(まひ)していき、横領がエスカレートしていく……というストーリー。映画は11月15日公開。
今回のTIFFは、六本木ヒルズ、日本橋、歌舞伎座の3会場で開催。国際審査委員長は映画監督のジェームズ・ガン監督が務める。オープニング作品は「ベイマックス」、クロージング作品は山崎貴監督の「寄生獣」を上映。最高賞の「東京グランプリ」を決定するコンペティション部門には15作品が出品されている。また今年は、「アニメーション」に注目したラインアップを展開しており、庵野秀明さんの作品を約50作品大型特集上映する。会期は31日まで。