フジテレビ提供
話題のドラマの登場人物のファッションを紹介する「ドラマファッションチェック」。今回は、中谷美紀さん主演のドラマ「ゴーストライター」(フジテレビ系、毎週火曜午後9時)で、中谷さん演じる遠野リサのファッションを取り上げる。中谷さんの私物も織り交ぜ、「大人の着こなし」をテーマにしているというスタイリストの岡部美穂さんに聞いた。
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◇オンはモノトーンで強い女性に オフは女らしい色合い&素材で
リサは才能と美しさを兼ね備えた人気小説家で「文壇の女王」と呼ばれるほどの地位と名声を手に入れた。海辺の一軒家を仕事場にしている。
そのファッションは、作家という職業も踏まえて「控えめで凜(りん)とした」スタイルがポイントだ。
岡部さんによると、リサがテレビに出演したり、取材を受けたり、オフィシャルな場での装いはモノトーンファッションが基本で「強い女性」を演出。白いジャケットとパンツに黒いハイネックニットというメンズテイストの組み合わせや、白や黒のワンピースに黒いタイツと黒のパンプスという着こなしが登場した。
一方、仕事場やプライベートでは「女性らしい色や形、素材のデザインのアイテム」を基調としている。グレーのざっくりとしたニットに白のフレアスカートを組み合わせたり、グレーのシャツワンピースとカーディガンの組み合わせ、白いシャツにベージュのパンツという着こなしのほか、ワインカラーや茶系、黒や白のカーディガンなども登場している。
◇中谷美紀の私物があのシーンに
岡部さんは6話(17日放送)までに登場した最もリサらしいファッションとして、1話のトークショーの場面で見せた「ショールカラーの白いジャケットの着こなし」、同話の新人賞贈呈式とそのパーティーで見せた「オールインワンとコートの着こなし」を挙げた。どちらもリサの立場や性格を端的に表した印象的なシーンだ。
トークショーの場面で着たのは、中谷さんの私物のショールカラーの白のジャケット。白いシャツと黒いパンツに、ロングのパールネックレスとパールのピアスを合わせた。
贈呈式とパーティーでは、シンプルながら袖のカッティングが特徴的な黒のオールインワンに、黒のパンプスとネックレス、黒のポンチョ風のロング丈コートを合わせている。手にしたシルバーのクラッチバッグが中谷さんの私物だ。
◇小物はミキモト、ブシュロン… 本物志向
オンとオフの着こなしで共通しているのはミキモトのパールジュエリー。ピアスのほか、ロングネックレスはリサのトレードマークといっていいほど、シャツにもニットにもワンピースにも組み合わせている。ほかにフランスの高級宝飾品ブランド「ブシュロン」のジュエリーも身に着けている。
また1829年に創業したベルギーのレザーブランド「デルヴォー」のバッグや、米国の双子で元女優のオルセン姉妹がプロデュースした「ザ・ロウ」のバッグなども登場している。
◇リサファッションをまねるには…
岡部さんは、リサのファッションを取り入れる方法の一つとして、リサの定番コーディネートの「シンプルな服にパールを合わせる」という着こなしを提案。パールのネックレスやピアスは、リサのようにシャツ、ニット、ワンピースなどさまざまなスタイルに合わせられる。
またシャツやパンツ、ジャケットなどで「メンズテイストの服を取り入れる」のも、リサのファッションに近づくポイントの一つだという。
<ゴーストライター>
スランプに陥り、書けなくなってしまった人気小説家、遠野リサ(中谷さん)は、周囲の期待から逃れられず、アシスタントで小説家の才能を持つ川原由樹(水川あさみさん)をゴーストライターとして小説を発表するようになる。2人は二人三脚で活動するが、リサの一方的な関係解消に対し、2人は対立する。24日放送の第7話では2人の裁判の行方とリサの引退発表が描かれる。
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