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女優の広瀬すずさんが15日、東京都内で行われた劇場版アニメ「バケモノの子」(細田守監督)の完成披露会見に出席。アニメ声優初挑戦の広瀬さんは「いきなり細田監督の作品に参加できて、すごく幸せ」と話し、「普段緊張しないタイプなんですけど、このアフレコの収録のときは、3年間仕事を続けてきて、一番緊張しました」と振り返っていた。
劇中でヒロインの楓を演じた広瀬さんは「自分の声が楓ちゃんとして生きているのが、不思議な感覚で、作品として、いろんな形の愛情が感じて、これがたくさんの人に広まっていく、見てもらえると思うと、ドキドキしました」と感想を語っていた。
「バケモノの子」は、「サマーウォーズ」などで知られる細田監督の最新作で、人間界とバケモノ界が存在する世界を舞台に、孤独な少年とバケモノの交流を描く。バケモノ界の渋天街(じゅうてんがい)で一、二を争う強さを誇るバケモノ・熊徹(くまてつ)の声を役所広司さん、熊徹の弟子になる人間の九太(きゅうた)の少年期を宮崎あおいさん、青年期を染谷将太さんが担当するほか、大泉洋さん、リリー・フランキーさん、津川雅彦さんらも声優を務めている。会見には、役所さん、宮崎さん、染谷さん、大泉さん、リリー・フランキーさんらも登場した。
細田監督の前作「おおかみこどもの雨と雪」は90以上の国と地域で公開されたが、今作も同程度の国と地域で配給される予定で、スクリーン数などの公開規模は倍以上になるという。「バケモノの子」は7月11日に公開予定。