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ミスソフィア:ファイナリスト5人 元ミュージカル子役やトリリンガルの帰国子女も

 フジテレビの西山喜久恵アナウンサーやテレビ東京の大橋未歩アナウンサーらを輩出してきた上智大学の「ミスソフィアコンテスト」の今年のファイナリストが決定した。文学部4年の伊藤渚さん、文学部3年の石本花さん、法学部3年の栗村真由さん、総合人間科学部3年の岡部茉佑さん、経済学部3年の栗山朋子さんの5人。11月に行われる同コンテストでグランプリが決定する。

 5歳からダンスを始め、子役としてミュージカル「葉っぱのフレディ」の主演なども務めた経験を持つ伊藤さんは、2011年のグランプリに輝いたフジテレビの内田嶺衣奈アナウンサーが憧れ。「受験生の時にコンテストで見た、内田さんの知的で芯のある姿にひかれて上智大学に入学しました。私も誰かの勇気やきっかけになれたら」と同コンテストへの参加を決めた。

 石本さんは、中学、高校時代をベルギーで過ごした帰国子女。英語と仏語を操り、「海外に行ってあらためて日本のよさを知ったので、将来は国内外に向けて日本のすばらしさを発信したいと思うようになった」と語る。メディアの仕事に携わりたいと、NHKとTBSでインターンを経験し、今はアナウンサーを夢見ている。

 高校時代、生徒会長を務めていたという栗村さんもマスコミ志望。「東日本大震災の時、親戚が津波に襲われた気仙沼や石巻に住んでいたこともあり、毎日ニュースにくぎづけになりました。その後、海外に短期留学した際にも、各国から集まったクラスメートたちと震災の話になって。その経験がきっかけとなって大事なニュースを届ける懸け橋になりたいと思うようになりました」といい、「今までは自分自身を表現することが苦手でしたが、今回のコンテストでそんな自分を乗り越えたい」と意気込む。

 大学で教育社会学を学ぶ岡部さんは、「いじめられていたり、問題を抱えている子供たちのサポートができる仕事に就く」ことが将来の夢。コンテスト参加の動機を「人見知り、自分自身がないところもあるので、これまでの自分を変えたいと思って決意しました」と語る一方、性格が「天然系と言われることが多いので、本番では癒やしを届けられたらいいなと思っています」とアピールする。

 好きな女性タレントが「綾瀬はるかさん」だという栗山さんは、自身を「穏やか。ちょっとおっちょこちょいな部分があります」と分析する。コンテスト参加のきっかけは「自分を見つめ直して、今後の成長につながればいいなと思いました。今しかできない貴重な経験ができたら」といい、本番は「一生懸命取り組みつつ、楽しむ気持ちを一番にもって、その気持ちが周りの人に伝われば」と話している。

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