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注目映画紹介:「通学シリーズ 通学電車」 千葉雄大と松井愛莉がW主演 純愛に胸キュン

 小説投稿サイト「E★エブリスタ」で人気を集めたみゆさんの小説「通学シリーズ」を映画化した「通学シリーズ 通学電車」(川野浩司監督)が7日に公開される。閲覧者数と集英社ピンキー文庫発刊の書籍販売部数を合わせ500万人以上の人々に読まれている同シリーズから、「通学電車」と「通学途中」を映画化し、千葉雄大さんと松井愛莉さんがダブル主演を務める。「通学電車」は、毎朝通学で乗る電車内で見かける男子に片思いをする少女に巻き起こる不思議な出来事を描く。登場人物や舞台は共通だが独立したストーリーが展開する「通学途中」(21日公開)は、中川大志さんと森川葵さんがダブル主演している。

 電車で通学しているユウナ(松井さん)は、電車内で見かけるハル(千葉さん)に片思いしている。他校に通うハルのことは何も知らないが、その姿を見ているだけで幸せを感じていた。ある日、ユウナが目を覚ますと、思いを寄せているハルが自分の隣で寝ていて……というストーリー。

 通学電車で見かける異性が気になるというのは、電車通学をしていた人なら、きっと経験したことがあだろう。そんなよくある片思いの恋愛物語かと思いきや、片思いをしている相手が朝起きたら隣に寝ているという事態が発生したり、別々の場所に同一人物が2人存在するなど、ファンタジー色が強めだ。男性目線で楽しめるか多少の不安はあったが、不器用で思っていることを素直に口に出せず、なんでも一人で抱えてしまうハルに感情移入し、つらくて悲しい過去と向き合おうとする姿などには思わず共感。青春ものとして楽しめた。ユウナが恋に向かってひたむきな姿がまぶしく、ベッドの上で踊りまくるコミカルなハルも可愛らしい。“胸キュン”シーンも盛りだくさんで、ストーリー展開に身を委ねれば、男女問わず入り込めるだろう。21日公開の「通学途中」と、どうリンクするのかも気になるところだ。渋谷HUMAXシネマ(東京都渋谷区)ほか全国で公開。(遠藤政樹/フリーライター)

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