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綾瀬はるか:カズオ・イシグロの小説実写化で主演 春馬&水川とヒューマンラブストーリー

 女優の綾瀬はるかさんが、英国のベストセラー作家のカズオ・イシグロさんの小説を世界で初めて実写化し、2016年1月に放送をスタートする連続ドラマ「わたしを離さないで」(TBS系)で主演することが19日、明らかになった。ドラマの物語は、世間から隔離された施設で育った3人が、生まれながらにある使命を与えられた「特別な子ども」だと教えられ、絆を深めながら愛や希望を見いだし、「本当の運命」と向き合う姿を描くヒューマンラブストーリー。綾瀬さんのほか、俳優の三浦春馬さん、女優の水川あさみさんも出演する。

 ドラマは、社会人として働き、普通の生活を送っている恭子(綾瀬さん)、友彦(三浦さん)、美和(水川さん)が、山の中にある陽光学苑の出身で、幼少期に校長から「あなたたちは生まれながらにして“使命”を持っているのです」と告げられ、自分たちが持つ「本当の運命」と向き合っていく……というストーリー。ドラマには、伊藤歩さん、真飛聖さん、甲本雅裕さん、麻生祐未さんも出演する。脚本は「JIN-仁-」「天皇の料理番」(ともに同局系)などの森下佳子さんが担当する。

 主演の綾瀬さんは、原作について「静かに穏やかに心に問いかけてくるのですが、受ける衝撃はとても強くて、物語の中で運命に翻弄(ほんろう)されていく人たちの思いが響いてくる」といい、演じる恭子について「シリアスな役どころで、私自身もとても楽しみにしています」とメッセージを寄せている。

 三浦さんは「『生きることは常に欲求だ』と伝えられた気がしました。そしてその欲求は、残酷で生々しく、とても美しいことだと僕は感じました」といい、「この作品を通じ、自分自身、些細(ささい)な事にも疑問を持ち、悦(よろこ)びを見つけ、今一度生きることについて学びたいと思います」と話している。また水川さんは「絶望に満ちた話でなかなか感情がザラつき心が重たくなりますが、残酷な中に描かれる希望というものはより一層輝かしく美しく目に映ると思いました。良くも悪くもそれぞれの未来が尊く詰まった内容です」とコメントしている。

 ドラマは、2016年1月から毎週金曜午後10時放送。

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